幸せタイムリーPART.49 ~幸運を引き寄せ運勢を好転させる方法 運を強化し、願いを叶えるキーポイント 

日本でも「薬狩り」と称し、薬草を摘む行事が奈良時代に行われており、古代人達が自然と共存した生活の中で植物のパワーを見いだしていたことが伺えます。

古代人達の智恵・梅雨の邪気は薬草で祓い清める 

ここ数日、真夏日よりの日が続きましたが、本格的な夏はまだまだこれから。

先日、ふと立ち寄った神社で可愛らしいつつじを見つけ、花びらにキラキラ光る水滴を見つけた時はなんだか心がキュンとなりました(嬉)。

風になびく青々とした新緑もさることながら、花の香りと花びらに光る涼しげな水滴に心が癒され、ありがたい気持ちでお参りさせて頂きました。

神社って、本当に癒され空間ですね。

つくばいの水の音も心を落ち着かせてくれます。

何度、足を運んでも心が洗われるような新鮮な気持ちにさせてくれます。

そして今月5月は古代中国では陰暦凶月とされていたそうです。

特に5日は凶月の頂点とされ、この時期は野に出て薬草を摘む野遊びをしたり、菖蒲で薬玉を作り、店先に飾ったり、菖蒲を浸したお酒を飲んだりして、凶月の穢れを追い払ったといわれています。

日本でも「薬狩り」と称し、薬草を摘む行事が奈良時代に行われており、古代人達が自然と共存した生活の中で植物のパワーを見いだしていたことが伺えます。

今回は、古代人達の智恵が生み出した薬草をご紹介しましょう。

 

蓬(よもぎ):
「気を益し、肌を充たし、目を明らかにする」と云われるように、継続的に用いていると気力も増し、肌もきれいになり、目もクリアになり、老いず、スリムなままでいられると云われています。餅草やお灸に使用されたり、体を温める作用を持つことから腹痛・下痢・胸焼け、食欲増進などにも良いとされています。

菖蒲(しょうぶ):
強い香気は古代から魔除けとして使用されていました。
部屋の邪気払いやインテリアとして飾っても良いですし、殺菌作用もあることからリウマチや冷え性、神経痛にも効くと云われ、頭に巻いたり、菖蒲酒を飲んでみたり、菖蒲湯に浸かり心身の浄化を促してみてください。枕の中に入れる菖蒲枕はリラックスし安眠を誘います。

どくだみ:
葉を煎じて飲むと血液の循環が良くなり、利尿作用もあると云われています。美白効果もあり、化粧水として使用したり、お風呂にいれて入浴剤として使用することも出来ます。

千振(せんぶり):
食べ過ぎ・飲み過ぎ・二日酔い・下痢・腹痛・発毛・消化不良など葉を煎じて飲むと良いとされています。マスカラの原料に使用されたり、どくだみ・現の証拠と一緒に三大民間薬と云われています。

現の証拠(げんのしょうこ):
茎と葉を乾燥させ煎じて飲みます。便秘・慢性の胃腸炎・整腸剤・食あたり・下痢、梅雨かけから夏の土用の頃によく摘まれます。

クワ:
解熱作用・鎮咳・血液降下・血圧降下・利尿作用があります。
天ぷらにして食べるのもよし、クワ酒として飲むのもよし、ポリフェノールやアントシアニンも多く含有されています。

メグスリノキ:
抗炎症作用・眼病予防・視神経活性化・肝機能低下など、樹皮を煎じて服用したり、その昔は煎じた汁を目薬として使用しました。

イチジク:
緩下剤・痔・疣(イボ)によいとされている。駆虫薬などにも使用され、カルシウム・ペクチン・クエン酸・ビタミンが含まれ、ワインやパンケーキ、ビスケット、甘露煮など様々な方法でいただけます。

 

今年の梅雨は、古代人達からの智恵をちょっと拝借し、自然の薬草で心身ともにデトックスしてみてはいかがですか?