「フェアリーストーン」
という名前の石をご存じでしょうか?
「妖精の石」という名前からは、神秘的なきらきらした色合いのパワーストーンを想像するかもしれませんが、この石は、非常にシンプルで素朴なものな外見をしています。
カナダのケベック州の川からだけ産出するといわれているフェアリーストーンは、外見は「地味な灰色」であり、ぱっと見ただけではそのあたりの河原に落ちている石と区別がつかないほど。
ですが、現地のネイティブアメリカンはお守りとして身につけるだけでなく、プレゼントや、家の防御などにも活用していたといわれています。
なぜ、この石がそんなに特別なものとされたのかというと、自然のままの状態にもかかわらず表面に「綺麗な円形の模様」が浮かんだりと、魅力的な造形をしているからなのです。
円形の線が入っているものが多いようですが、中にはケルトの螺旋模様を彷彿とさせるようなものもあり、まさに自然が生み出した「奇跡のデザイン」といえるでしょう。
どうして、このようなデザインが生まれたのか、はっきりとわかっていませんが、フェアリーストーンは、氷河の底で「何百万年」という時間をかけて育ってきたものであり、特殊な地形と川の流れなどによって、その姿ができあがっているのではないかといわれています。
フェアリーストーンの名前が日本でも知られるようになったのは、ここ数年のことですので、そのパワーはまだはっきりとしていないのです。
ただネイティブアメリカンの使い方から推測すると、「幸運を呼び寄せる力」と、「ネガティブなものから身を守る」防御の力があるといえるでしょう。
ちなみに、ちょっと面白い使い方としては、フェアリーストーンの表面に自分の願い事を書いて、川に投げ込むというものもあったようです。
さすがに、日本で同じ事を行うのは難しいですが、川を通して、別の次元、妖精たちのいる世界へと願いを届けてくれる力があると考えられていたのかもしれません。
まだまだ、多くの秘密が隠されていそうなフェアリーストーン。最近では、日本で手に入れることも可能になってきていますので、どこかで出会うようなことがあったら、そのエネルギーを感じてみて下さい。
Topic of Power Stone “fairy stone”.
Rustic and stone with a power that Native American is to cherish.