最近流行のエナジードリンクは飲み方に注意が必要

女性向けの栄養ドリンクは、男性向けに比べると、「美容にフォーカス」したものが多く、ビタミンや食物繊維、コラーゲンなどが豊富に配合されており、なおかつ、「カロリーが低く」設定されています。

皆さんは「エナジードリンク」を飲んだことがあるでしょうか?

どこか親父くさいところのあった栄養ドリンクとは違い、オシャレで飲みやすいものが多いことから、最近では様々な種類が登場しています。

栄養ドリンクには、あまり手を出さなかった女性をターゲットにしたものも多く、魔女をモチーフにした「Joma」や、人気歌手の「倖田來未」さんがプロデュースしたという、その名もズバリ「KODAKUMIエナジードリンク」、さらに和の素材である「塩麹」を使ったという「hacco」など、特色に富んだものが登場しています。

女性向けの栄養ドリンクは、男性向けに比べると、「美容にフォーカス」したものが多く、ビタミンや食物繊維、コラーゲンなどが豊富に配合されており、なおかつ、「カロリーが低く」設定されています。

外見もオシャレなデザインであり、気軽に飲むことができるエナジードリンクですが、注意が必要なポイントがあります。それは、エナジードリンクが「清涼飲料水」であること。

栄養ドリンクは「医薬部外品」という分類になっており、「滋養強壮」「栄養補給」といった効果効能を表示することが可能となっている反面、添加する成分の量も厳密に決まっています。

それに比べると「清涼飲料水」は、簡単にいってしまうと単なるジュースですので、効果効能を表示することができない代わりに、添加する成分の量が厳密に決まっていないものも多いのです。

このことが問題となったのは、アメリカなど海外の若者がエナジードリンクの過剰摂取で死亡するという事故が起こったのがきっかけでした。死因はカフェインによる心臓の不整脈だったのです。

カフェインは適度に摂取することができれば、健康にも精神衛生上にも良い効果をもたらすことがわかっていますが、身体が完成していない未成年が摂取すると思わぬ被害をもたらす可能性があるのです。
こうした背景もあり、未成年へのエナジードリンク販売を禁止する国もでてきています。

ちなみに、女性向けエナジードリンクですと、Jomaにはカフェインが50mg含まれています。
これはだいたいコーヒー一杯分ぐらいですので、通常の使用では気にする必要はないレベルですが、ジュースと同じように一気に大量に飲んでしまうと、成人であってもカフェインの過剰摂取となり、不整脈にまではいたらなくとも、不安や心拍数の増加、不眠といった症状が引き起こされる可能性があるので注意したほうがいいでしょう。

ちなみに、エナジードリンクによっては、最大で150mg以上のカフェインが含まれているものもあるということで、これは栄養ドリンクで許可されている量をはるかに越えています。

男性向けに比べると、女性向けのエナジードリンクは、カフェインが入っていないものも多いので、塩麹やショウガといった「生薬」でエネルギーをアップして、あとは美容成分が多いものを選ぶというのも賢い方法かもしれません。

疲れた時にはとても効果的であり、エネルギー補給だけでなく美容にもいい「エナジードリンク」。成分をしっかりと把握して、ベストな使い方をしていきましょう。

We know the effective use of energy drink.
Note the caffeine contained in the Energy Drink!