世界的ヒーリングティチャー、「バーバラ・アン・ブレナン」読むヒーリング “恐れについて”PART.1

Barbara Ann Brennan 「恐れをセルフ・ヒーリングの道具に変える」

本日、穴口恵子さんにお会いしました。
以前穴口さんもバーバラさんのスクールに出ていらしたんですね。
トリニティの記事より、多くの人が直面する「恐れ」に関して、
バーバラ・アン・ブレナンさんの言葉を紹介していきましょう。

 恐れを利用して自分を癒す

矛盾していると思われるかもしれませんが、恐れは良き存在です。恐れは危険な状況下で自らの安全を守ろうとする心理的な反応。この反応は、人類の誕生とともに現れました。恐れなくして私たちの存在はあり得ないのです。

私たちは、起こりえる悪い事すべてに対し恐れを感じるように自らを習慣づけてきました。人生のプロセスを歩み続ける事に確信が持てない時、恐れに人生を支配させるかどうかは自分次第。私たちは創造するために生まれてきているのです。そしてそれは、自分の心の声に従うという事。自分に問いかけてみてください。「残りの人生で私は何がしたいのか?」と。それぞれが人生の目的に突き動かされる魂の奥深くで鳴る鐘に答える機会が与えられています。それぞれが抱える想いに従うよう、現実とスピリチュアルなレベルの両方から問いかけられます。自分に正直になることで、可能性を最大限にすることができるのです。

恐れと愛。この2つは私たちに一生涯つきまといます。
しかし、恐れは愛の対極ではなく、愛の欠如から来るもの。愛はどこにでも存在すると同時に、どこにも存在しないこともあるのです。すべてあなた次第。愛は常にあなたの周りに、そして内側に存在しているのです。

の存在から遠ざかっている時に人は恐れを感じます。
なぜ愛から遠ざかってしまうのか、なぜそれが起こるのか?私たちは、新しいことを生み出そうとする時や新しい事を始めようとする時、恐れを感じます。
失敗への恐れ、拒絶されることへの恐れ、恋愛が長続きしないという恐れなど外的な恐れから生じたものです。

私たちは恐れのなかで生きることに慣れてしまい、自分を守り、新しいチャレンジを避けようとします。リスクや責任を負うことを避け、痛みを最小限に抑える努力により、生命が保つ力や創造力、真の自分を見つけたいという想いや情熱を抑圧してしまうのです。

恐れとは二元性=分断の結果生じます。
私たちの意識が根本から分断されていると、人生、人間関係、仕事、愛、神の存在を2つの側面で捉えてしまいます。例を挙げて二元性=分断について見てみましょう。成功と失敗は対のもの、反対のものです。失敗は避けたいもの、成功は何としてでも手に入れたいもの。この2つの分断=二元性が、物事の真の価値を湾曲させ、私たち自身や私たちの人生に組み込まれてしまっているのです。

ホリスティックな観点で見た場合、多くの人は ある分野において非常に優秀で、ほとんどにおいてそつがなく、苦手な分野もあるというのが現実。それでいいのです。生まれながらに備わった素質に満足すべきなのです。

私たちが必要としている癒しを生み出すために、それぞれが愛と優しさのもとで自分というものをしっかりと持ち、愛と優しさを自分と他の人々に与えます。
そうすることで学びや成長、持って生まれた素質の表現、人生の目的に対する二元的な物の捉え方は、より深くなり、全体を見渡せる物へと変わっていきます。
この、より高次の、そしてより深みのある愛に溢れた捉え方により、失敗や能力の違いなどで自分や人を評価したり、決めつけたりすることがなくなります。人や物の独自性や個性、また人や物が出来上がるまでの過程はそれぞれの持つを放ち輝くべきなのです。

 

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■バーバラ・アン・ブレナン
スクリーンショット 2015-01-14 13.43.08世界的に有名なセラピストであり科学者。

人が持つエネルギーについて長年研究、病気との関連を見出し、
バーバーラ・ブレナン・スクール・オブ・ヒーリングを創設。
代表的な著書に「癒しの光」「光の手」(河出書房新社)などが
ある。

TRINITY 32号[運命の解読書]より