こんにちは、オーストラリアからビューティセラピストMegumiです。
前回では、オーストラリアが皮膚がん発症率世界1というお話をしたのですが、それでもビーチに行って日焼けしている人が多いのはなぜかと言うと、欧米では美の価値基準の一つとしてスポーティーで健康的なブロンズ色の肌が美しいと認知されているからなのです。
そこで、人気なのはスプレータンニングです。美白大国日本ではあまり聞かないものですが、紫外線によるお肌へのダメージなどの危険性はもはや世界でも一般常識になっていて、それでも日焼けしていたいというのが、西洋文化の特徴。ハリウッドのセレブリティが受けていたことで有名になりましたが、このスプレータンニングは、もちろん一般にも浸透しているサービスです。
スプレータンニングとは文字そのままで、エアブラシを使って直接お肌にスプレーする方法で、dihydroxyacetone(DHA)が、表皮のたんぱく質やアミノ酸と反応してお肌の色を濃くします。とても安全なサンレスタンニングと言われています。
スプレータンをする前は、しっかりとお肌の角質を除去しておくと、仕上がりもきれいですし、色が長持ちします。効果は4日~1週間だそうです。スプレータンニングを行う前日などに体の角質を除去しておきます。スクラブで特に、ひざ、ひじなど角質が厚く溜まりやすいところはしっかりとマッサージしながら落としていきます。背中、太もも、お腹、お尻、トップレスでスプレータンニングを受ける人は胸もしっかりスクラブで角質を落としておくことを忘れないようにしましょう。
スプレータンニングでも専門の設備を備えたちょっと高級な所もあれば、美容室、ビューティーサロンの一角などで行われていたり、また、自宅に出張タンニングサービスを呼べたり、いかにオーストラリアでも一般に人気が高いかうかがい知れます。
スプレータンニングはいたってシンプルで、基本は、簡易のテントの中に水着もしくはトップレスなどお好みの状態でテントに入り、セラピストが外からスプレーしてくれます。
掃除機のような機械にエアブラシをつなぎ、近づきすぎず、塗りむらがないように確認しながらの作業です。茶色の色がお肌につくので、塗りむらはわかります。
スプレータンニングを受けた後は、2時間程度シャワーは浴びられません。白いドレスやTシャツを着ていくと茶色の色がつくので要注意です。
肌につく色は、セラピストが塗り残してないかを確かめるためについているもので、決して色をお肌にぬって色をつけるものではありません。
スプレータンニングが出始めた頃は、お肌がオレンジ色になるというような事もあったようですが、最近は改良が進んできれいな小麦色になるようです。また、色もライトブラウンからダークブランまで濃さが選べたり、今ではオーガニックや自然の原材料を使用したりしたスプレータンニングもあります。
こういった美容サービス業界でもナチュラル、オーガニックの選択肢があり、ライフスタイルに合わせてサービスを選べるのは素晴らしいことですね。
もし、機会があればこのスプレータンニングにトライしてみてはいかがでしょうか。スプレータンニングを受けた後は、毎日しっかりクリームでお肌を保湿させることをお忘れなく!