我が家はもともとテレビをあまり観ない家庭だったのですが、娘の小葉が生まれてからはDVDも含めて全く観ることはなくなっていました。
1歳を過ぎたあたりから、ジブリアニメのDVDを一緒に観ることがありましたが、「となりのトトロ」以外は主人公に共感してしまうのか、泣き出してしまうことも多々ありました。
「耳をすませば」や「魔女の宅急便」、「崖の上のポニョ」が泣いてしまうポイントがあり、「千と千尋の神隠し」はカオナシが出てくると泣いていました。
娘の小葉がそれらを観て何を感じているのかは、傍にいる僕からはとても興味深いものでした。
きっと、何かしらの記憶や気持ちがあり、それが反応している
のだろうと思いました。
生まれてくる前の記憶を生まれたばかりの赤ん坊は持っていると言われています。
この連載でも、寛子の記事「スピリチュアル子育て PART.7~胎話・私たちを選んでやってきた天使(寛子編)」で書かせていただきました。
「胎内記憶」という言葉を僕たちが知るようになったのは、産婦人科医・池川明先生の著書のおかげです。池川先生はたくさんの本を書かれていますが「子どもは親を選んで生れてくる」が初めての方にも読みやすいかもしれません。
☆生まれてくる前の記憶……
魂の中には、宇宙から今回初めて地球にやってきたものもあると感じています。
スピリチュアルカウンセリングを通じて、そういう方々の体験や地球に自分が存在する違和感などを共有してきて思います。
空を見上げて「帰りたい」と思うような感覚は僕にはありませんが、宇宙からやってきた人たちはそう思うこともあるようです。
「竹取物語」のかぐや姫なども宇宙人のお話だと言われています。
この数年、宇宙人との接触も公的に発表されるようになってきましたが、本当のところはどうなのだろう? と感じていました。
先日、娘の小葉とディズニー制作の「ファンタジア」をDVDで観ている時のこと。
その作中に地球創世期~恐竜の時代が描かれている部分があります。
宇宙空間のシーンで、赤い太陽が迫ってきました。
それを見て、小葉はベランダを指さして「おひさま」と喋りました。
その日は曇りでしたから、太陽は雲で隠れていました。
宇宙空間にある太陽と空にある太陽の因果関係をなんとなく感じているのだろうとその言動を見て感じました。
作中では燃えたぎるような太陽が描かれ、小葉はそれを見てとても嬉しそうでした。
宇宙空間をそのままふたりで観ていると、小葉が急に「寒い 寒い」というベビーサインをし始めました。
彼女に「宇宙は寒いの?」と訊くと「さむい、さむい」と答えてくれました。
次に木星のようなものが映ると、彼女は「大きい!大きい!」とベビーサインを交えて話してくれました。
木星の大きさをパパに伝えたかったようです。
まるで、宇宙空間をパパは見たことないでしょ? と説明をしてくれるような懸命さでした。
調子に乗った僕は続けて質問をしました。
「この地球にはお友達と来たの? それともひとりで来たの?」
その問いかけにまたもや一生懸命に僕の顔を見て話しかけてくれました。
しかし、ある程度の文章を喋ったようですが、僕は聞き取ることが出来ませんでした。
とりあえず、肯定する答えだったように思います。
ひょっとして、ひとりとかお友達という言葉の概念が違っていたのかもしれません。
僕たちが師事するドリーン・バーチュー博士が提唱する「アースエンジェル」という考え方があります。魂がどこからやってきたのかによってそのタイプが分かれるという特徴があります。
天使との関わりが強かったのか、元素霊や妖精などか、騎士や女神、聖人たちなのかというようにそのタイプによって今世での魂の目的や資質が違います。
そのひとつにスターピープルという領域があります。
地球に生まれるのが初めてであることが多い領域です。
他の惑星で記憶があり、地球の感覚に違和感を持ちやすいようです。
暴力的なもの、物質主義、競争主義などに抵抗を感じ、地球は宇宙全体で考えても最も激烈な場所なのではないか? と感じています。
娘の小葉に生まれてくる時の話をすると嫌がったり、暴力的なものにとても反応したり、助けようとしたり、他の子の感情的な言動を一歩引いて観ている娘の小葉を思い返してみても、魂の領域が違うのかもしれないと感じます。
ですので、僕の価値観や僕の魂の領域からものを言うのはあまり意味のないことかもしれないと思うのです。
ひとりの人間として、その子を観るという学びは魂の領域までに及ぶのかもしれないと思う今日この頃なのでした。
Role of Earth Angel……