中村うさぎさんコラム「どうせ一度の人生・・・なのか?」 part.29 〜「いきなりですが、引越しします!」〜

どうも不動産運が良くないご様子の中村うさぎさん。2016年は立て続けに引っ越しを余儀なくされる事態に陥ってしまったそうです。約半年の間に2回も引っ越しする災難に、「不動産運は過去最低なんじゃなかろうか?」と、風水相談へと急遽相成りました。

皆さん、あけましておめでとうございます。
2016年はどんな年でしたか?

私は昨年、どうも不動産運が良くないようで、立て続けに引っ越しを余儀なくされる事態に陥っています。
そもそも、去年の5月に5年ほど住み続けていた西新宿のマンションを引き払い、中野の新居に移ったところ、わずか3ヶ月ほどで体調が崩れ出し、5ヶ月目にして入院することになってしまいました。
3年前の神経の病気が再発したのです。
まぁ、治療が功を奏して一週間で退院できたものの、以来、車椅子生活になってしまいました。
西新宿に住んでた頃には車椅子なしで歩けるようになってたのに、また車椅子に戻ってしまってひどく落ち込みました。
しかも、中野の新居は階段もあるし段差も多いしで、車椅子生活には不便このうえないのです。

そこで、引っ越してまだ半年ほどだというのに、また新しい部屋を探さなくてはならなくなりました。

今度は段差も階段もないフラットな部屋が希望です。
代々木にちょうどいい感じのマンションを見つけ、そこに12月に引っ越しました。
ところが引っ越しの前日、大家の代理人から手渡された注意書きに、驚くべき事実が記されていたのでした。
なんと、このマンション、23時に入り口の自動ドアが閉まってしまうというのです。
23時以降は、マンションの裏口から入らなくてはならないとのこと。
そんなの、初耳です。
しかも、その裏口を見に行ってみたら、あまりにも急な坂道で車椅子では登れません。
つまり、車椅子の私は、23時までにマンションに戻らなければ自分の部屋に入れないのです!
私が車椅子なのは不動産屋も管理会社も大家の代理人も知っていました。
ならば、入居前にこの件を、何故誰も言ってくれなかったのでしょう?
知っていれば裏口を確認し、ここには入居しなかったと思います。
すべての契約が済み、お金も払い、鍵を渡された時に初めて言い出すなんて、これって「説明義務違反」ではありませんか!

そんなわけで、入居したその日に、私は次の引っ越し先を考えなくてはならなくなりました。

私の仕事柄、夜に対談や会食が入ることが多く、23時門限なんてとてもじゃないが無理ゲーです。
管理会社に頼んで大家さんに何とか入り口を開けてもらえないか交渉を依頼したのですが、ずっとなしのつぶて。
一ヶ月経ってからようやく来た年賀状には「大家さんのご厚意で0時まで開けてくれるということです」などと書き添えてありましたが、こんな大事なこと年賀状で報告するのかよという問題はさておき、23時が0時になったところで大して意味はありません。
やっぱり引き払うことに決めましたが、向こうは敷金しか返さないというのです。
一ヶ月しか住んでないのに、しかもそっちの説明義務違反で退去を余儀なくされているのに、敷金だけで済む話ではありません。
弁護士さんに相談して、敷金・礼金・不動産屋への仲介料・引っ越し費用などなど、今回掛かった経費を全額返却するよう、要求することにしました。
しかも年末年始を挟んでしまったので、新居探しをしようにも不動産屋がお休みで何もできません。

これはひどい!
約半年の間に2回も引っ越しする羽目になるなんて、私の不動産運は過去最低なんじゃなかろうか。

普段は占いなんか信じない私ですが、さすがに不安になってきました。
次の引っ越しは、絶対に失敗したくない!

そこで急遽、エルアウラの遠藤さんにお願いして、風水の先生をご紹介いただくことになりました。
珠木結生さんという先生です。

http://ameblo.jp/yuitamaki/

さてさて、私の新居選びはどうなるのか?
一生住みたいほどの素敵なお部屋に巡り合えるのか?
たまたま理想の物件がなかったとしても、風水的インテリアなどで運気を上げることができるのか?

皆さん、どうかご期待ください!

 

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