今回は「気」についてお話していきます。
「病は気から」
皆さんは、病気になるとどのような感覚になりますか?
人生全てが真っ暗になってしまったり、人生の不幸の全てを一人で背負ってしまったような気分に陥るのではないでしょうか。
人生の先行きに不安を感じ、人間社会への不信が出たり、生活そのものが不安になってしまいます。病気のせいで。
病気は体調が良くなり、神経が収まり、生活の環境が良い方に変化すれば収まっていきます。
これは「病気の気をおこさない」という事なのです。
病気になる大きな原因に「気の使い過ぎで病は起こる」という事があります。気を使わずに日々を暮らすことはできませんが、気の使い方を変える事はできます。
「気を病に使わない」
まずはこれからです。
日替わりで病を気にしない事です。気は変えることも強くすることもできますし、気を丈夫にする事もできます。「気丈夫」になる事です。
「気は心」と言って、気は人の心を動かしています。
自然に逆らって気を使うと、心も体も自然に逆らってしまいますから、病気になってしまいます。
病は「気のせい」で生まれます。病気が重いと思うと、ますます重い気が動き、軽い病気と思えば、気は軽く動きます。だから気のせいを変えることで病も治って行きます。
その気質は誰も同じ性質を持っています。自分だけが特別な気を持っているという事ではなく、気は自分の為だけに使い続けると、一方的に低下して病を発症します。ですが人の為に使うと、無限大に上昇していくのです。
「気を使ってくださって、大気に」と言いますが、人に対して大きな気を使う事で、気は自分で創り上げ、自己成長させるものなのです。
自己マイナスな感情は、気を加速的に「負」に向かわせます。
また自己我欲が強いのも気は動きません。
しかし常に自己感情が謙虚である事、自分の為に相手にどれだけ迷惑をかけているのだろうかとか、相手を困らせている発言や行動をとっているのではないか、相手にご恩をお返ししなければ、助けなければ等、相手を無償に思いやる気持ちが発動し行動する事によって、気は急速に動き出します。
「人に思いをはせる」
走らせる、競る、という事です。
気は時空間を超越して伝わっていきます。過去に、未来に、遠方に、大宇宙の果てまでも伝わる力を持ちます。俗にいう念力、念写とも言われたり、透視力、超能力、予言力等、特別な事のように言われていますが、誰でもある程度はその力を潜在的・顕在的に持ち、その気になれば開花、発動させる事は可能なのです。
気は大気の中に波となって伝わっていきます。電波などを友として、大空で交信する力を持っています。「気が意識」を引き起こすのです。
病の気は全て過去の気で、未来の気は一つもありません。
病とは自分の潜在した気
では、病気のその気とはどのような種別があるのでしょうか?
一つは、過去の生活で築き上げた気。衣食住、環境、仕事です。
一つは、過去の食べ物による気。
不規則、暴飲暴食、好き嫌い、食事を抜いたり、夜食をしたために起こるもの。
一つは、幼い頃からできてくる思想の気です。
怒り、不平、不満、不安、押し付け、欲望等の表れです。
病気を治すためには、この三つの気の影響を変えていくことです。
すなわち病とは、自分の潜在した気、自分の思った事を実現したものです。
そして、現実を謙虚に受け止めて初めて向き合う事ができるのです。
病は気から。
自己マイナスな感情、言動はそこから抜け出せなくなり、マイナスの連鎖を引き起こします。
自己の気に潜在してしまう事です。
それには自己プラスの感情、言動とで自己意識を高めていき、潜在したプラスの気を作る事です。