~幸せのカギを開ける~語り継がれていく、古き良き日本の伝統

10月は神無月・神在月と呼ばれます。日本人として後世に語り継ぎ、残していきたい伝統を学び考えることもときには重要です。時代は変わっても人の心は変わらないもの……。

わたくしも偶然ですが「すいとんの粉」を購入していました。インスピレーションの繋がりと閃きとはこういうことなのですね。

すべての神様が出雲に出かけてしまうのではなく、留守番をする神様がいます。

代表的な神様が「恵比須神」(えびすしん)。またそのほかには「金毘羅神」(こんぴらしん)、「竈神」(かまどしん)、「道祖神」(どうそじん)などがいます。
こうした留守神様を祭るために、十月に「恵比須講」(えびすこう)を行う地方も多くあります。
多くの神様が留守の間にも、ちゃんと留守神様が私たちを守ってくれているんですね。

そしてもうお一人は「諏訪明神」。出雲の神様会議に出席した際に、体が大きく大変そうだったためか、次回からは留守番の神様となられたようですよ。

それともう一つ。10月20日は留守番の神様、恵比須神講の日だそうです。恵比須神と大国主命大黒様とは、親子関係だそうですよ。

また七福神での唯一の日本の神様は、恵比須神だそうです。毘沙門様、大黒様、弁天様はインドの神様だそうです。布袋様は中国の神様で、福禄寿は天南星、南極星の化身の南極老人。寿老人と同一神とされることもあるそうですが、長寿と福禄をもたらす。寿老人は南極星の化身の南極老人。意外と知られていないかもしれませんね。

神様にも色々なご事情やお話がおありになるのですね。垣間見れ、神様に少しだけ近くなれるような感覚がこの10月なのかもしれませんね。

日本はたくさんの神様のいらっしゃる国です。

前回も書きましたが「何かの時の神頼み」受験や安産、良縁など様々な祈願を神様にしますね。

それだけ身近に感じ、誰でも気軽に心の拠り所とできるのは、日本ならではでないでしょうか?

恵比須神は三歳まで歩けなくて船で流されたと言い伝えられ、海の神様となり戻ってきたと言うお話ですが。

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温泉、霊泉、神泉……。地下水の謎。

ここで、お水繋がりでもう一つ。
皆さんは、霊泉、神泉、という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

物理的には、鉱泉とか冷泉だと解釈するのでしょう。

では、鉱泉とか冷泉とは?

地下水は地面の下や岩野空間などにある水のことで、たまっているものや、流れているものもあります。

温泉も地下水の一つです。温泉には温度の高いものと低いものがあり、地上に出たときの温度が34℃以上だと温泉で、34℃未満が低温泉や鉱泉、冷泉と言われるそうです。

このような地下水にはなんらかのミネラルが入っているものが多く、飲むと体に良いものや、皮膚につけたり、その地下水の中に入ると痛みや炎症等が取れたりすることが多いと言われます。

ではなぜ、地下水はネラルを豊富に含んでいるのでしょうか?

地下水の流れている所やたまっている所にあるものが、水に溶け込んでいるからです。ただこのミネラルは、短時間では解けないのです。早いもので200年、遅いもので1500年とも2000年とも考えられています。

それとこの貴重な水、地下水を汚してしまうとなんと1000年から1400年も浄化するのにかかるそうです。

富士の湧きしみずも200年かかって湧いた水だと言われていますが、この湧き水もだんだん汚れてきているのが現状のようです。

できるだけ、大切に汚さないようにしたいものです。

そして地下水には、もう一つあります。それが神泉や霊泉と言われる、鉱泉や冷泉のことです。

ミネラルだけでは到底治らない病や、成分的には科学的な効果は解明されていないはずなのに、不思議と治っていくことで知られています。

わたくしの母の実家にある井戸水も鉱泉が出ていました。硫黄のような臭いですが、不思議とその水を使うと傷が早く治ったりしたと言い伝えられていましたよ。ご先祖様に感謝ですね。

昔から、井戸には神様が宿っていると言われています。井戸を掘るときは良いのですが埋めるときは大変なようです。神様が住んでいらっしゃるのですからね。