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「日本人はペットへの認識が遅れている? 日本2万匹が流通過程で命を失うペット販売の実態」

無為に失われていく「動物たちの命に注意を向けてください。そして、それが変化していくように、小さなことでもいいので、なにかアプローチをはじめてみませんか?
「日本人はペットへの認識が遅れている? 日本2万匹が流通過程で命を失うペット販売の実態」

【年々拡大するペット市場】

ペットは、私たちにとって「心を癒してくれる存在」であり、「家族として扱われる存在」でもありますが、そんなペットを「魂をもった生き物」ではなく、「商品」として捉える人が多いことも事実です。変わった品種や、人気のある品種には高額な値段がつくことも多く、そうなるとそこには当然ながら市場が形成されます。

不況が叫ばれる昨今ですが、ペット関連ビジネスは年々市場を拡大してきており、2014年度には、その規模は約「1兆4000億円」にものぼっていました。この中には、ペットそのものを販売する生体販売だけではなく、ペット向け保険や葬儀、ペットのケア製品やドッグフード、などといった関連ビジネスも含まれているのですが、それを考慮したとしても、その規模が多いことがわかります。

 

【75万匹のうち、2万匹以上の犬猫が死んでいる】

ちなみに、生体販売に限っていうと、2014年度に流通した犬猫の数は「75万匹」といわれています。これは、特に人気の高い犬と猫に限ったものですので、その他のペットを入れれば、数はさらにふくれあがることでしょう。そんな膨大な流通に、大きな問題があることがわかってきました。なんと流通した「75万匹の犬猫のうち、2万3000匹が流通の過程で死亡している」のです。

この死亡数は「流通量の3パーセント」にも及んでおり、いかに犬猫の流通時の扱いが劣悪なものかがわかると思います。なぜ、このようなことが起こるのかには、さまざまな理由がありますが、その中のひとつに、売れる品種を交配させることによって、「遺伝性疾患が起こりやすくなる」というものもあります。

 

【流行に囚われた人間が、ペットを殺す】

日本人は流行に流されやすい民族であるためか、「犬の遺伝性疾患の数は世界的に見ても類を見ないほど多い」のだそうです。これは、人気のある品種ほど高く売れることから、「無理矢理交配を重ねることが原因」であり、この結果、「死産はもちろん、失明したり、難聴になったりという先天的な疾患をもって生まれる」犬が多くなっています。

このような元々身体の悪い犬や猫が流通の過程で命を落としたり、場合によっては売り物にならないからと処分されることで、上記のような高いパーセンテージが産み出されているわけですが、すでに流通したペットでも、「年間約17万頭が処分されている」という現状もあります。これらの犬猫は、飼い主が飼育を放棄したり、迷い犬や猫となったもの、野良として生活していたものが捕獲されたものが含まれます。

75万頭が流通する中で、約2万頭が死亡し、さらには、以前流通していたものを含めて、ペットとして飼われていたはずの、犬猫が保健所などで17万頭も殺処分されるというのは、「動物を生き物として見ていないからこそ生まれた現状」といえるでしょう。

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【世界のペット事情】

「ドイツ」は「動物関連の法律」が整備されており、なんと「殺処分される犬猫は0匹」となっています。そのかわりに、捨てられた犬猫を保護するシェルターが整備されており、ペットを欲しい人たちは基本的にそこから犬猫を手に入れるというのがポピュラーなのです。また、「動物は物ではない」と民法に明記されているほど、動物の権利をしっかりと守っていることで知られています。

「イギリス」では古くから動物虐待にかんする防止法や保護法が成立していましたが、ペットショップなどへの規制も厳しく、日本と違い動物虐待に関して、場合によっては「虐待者を裁判にかけることができる」というシステムも成立しています。

ちなみに、多くの国では「ペットショップは免許制」になっており、ドイツなどではブリーダーが飼育できる犬の数や、飼育時の環境までしっかりと規定されていますが、日本は届け出の義務があるだけで、「細かい規定などはほとんどないも同然」ですので、前述のようなことが起こりうるわけです。

 

【セドナの側からはじまる、動物を守る新しい法律】

世界では、ドイツのようにしっかりとした形で動物たちを守るようにすることが主流となっており、つい先日も「世界的に有名なパワースポットであるセドナ」にほど近い「アリゾナ州フェニックス」で、「ペットショップで売られるすべての犬は、保護施設にいる犬に限る」という法律が可決されました。

これは、「ブリーダーによって劣悪な環境で繁殖される動物が産まれないようにする」ことはもちろんですが、日本のように「殺処分をただまつだけという犬を減らす」ことにもなるために、動物たちにとっては画期的な一歩と言えるでしょう。

アメリカ全体でみると動物虐待防止や、ペットショップの認可制度などは決まっていますが、州や都市によって微妙に法律がことなります。そのために、今回の法律ができたことで、全米の犬たちが救われるわけではありませんが、スピリチュアルな世界とも縁が深いフェニックスでこのような法律が生まれたことには、なにか意味があるように思えてなりません。

 

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【動物に宿る魂を実感する】

日本はペットに関して、世界的に見ても非常に「後進国」であり、動物は物であるという意識が強い人も多いことから、痛ましい状況が続いていますが、「動物にも魂があり、私たちと同じ生き物」だということを、エネルギーレベルでもしっかりとわかっている人たちが、声をあげていくことで、「フェニックスのような変革」は充分と起こりうるはずですので、皆さんも機会がありましたら、無為に失われていく「動物たちの命に注意を向けてください。そして、それが変化していくように、小さなことでもいいので、なにかアプローチをはじめてみませんか?

 

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Dogs and cats of life has been lost.
Japan pet developing countries.