Vol.1 パリサーファーの気ままなBIOライフスタイル

フランスのビオシャンプーやアロマ入門
Vol.1 パリサーファーの気ままなBIOライフスタイル

今では日本にいても世界各地のビオBIO(=仏オーガニック)情報を知ることが出来るようになった。私たちも日本にいた頃は、自分たちの職業と趣味のサーフィンを通じて、いつも遊ばせてもらっている海を汚したくない、自然の生態を自分達の無知で壊すのではなく、小さな力でもビーチクリーンをしたり、波乗りの後のビーチサイドでのシャンプーをやめたり、そこから家でのシャンプーなどもビオに変えたりと気にかけるようになっていった。そしてフランスのビオシャンプーやアロマ入門に繋がっていった。仕事で華やかな舞台を目の前にする傍ら、私生活ではフランスのビオ認証プロダクトに触れたり、新しい発掘が出来るだろうと期待を膨らませたりもした。今思えば、フランスはビオ最先端で、フランス人はみんな目覚めているとのややオーバーな想像の世界だったなぁと…。

そしてひょんなことから私が最初に選んだ土地が、パリではなく、フランス南西部ビアリッツ。フレンチサーフ文化発祥の地と言われ、とてもとても素敵な高級バカンス地。また、このバスク地方は美食の宝庫=自然の恵みに溢れ、土臭さとたくましさのある、不思議な田舎の都会だった。毎日エレガントなマダム達の横で、私はサーフィン三昧。波に勢いよくもまれて心までも洗濯されたり、そこから多くの学びを得たり、海を通じて大自然の恩恵を全身で感じながら、質素の質を高めつつあった。

でもある時ふと気付いた。このままでは…この一年で半年賑わうだけのバカンス地では…稼げない!フランス人がよく言う、l’art de vie”’qualite de vie”(=生活の質)は偏った高まり方で、貯金は減る一方。どこか不安が募る。まだ本業の活躍の場パリ生活も迎えていないし、ビオ生活も深めていない。そして約1年間の人生バカンスをしっかり堪能した後、ようやくパリへと移動する。

その頃、もちろんモードの最先端パリでは、有名デザイナーからアニマルフレンドリーやフェアトレードが発信されていて、魅力的なバランスが目の前にあった。やっぱり大都会では、フランスだけでなくEU国の選択肢も豊富で、美容品の他、野菜や果物も安く手に入るメリットがある。みだれかけていた食生活が、妻のパリ合流もあり、一気に軌道修正。が、新たなパラダイスを見つけたと思えたのも束の間。パリにはセーヌ川しかなく、一番近いノルマンディの海では風波でいつでもサーフィンするには厳しい。日本にいる頃から休みは海!だった私達のライフスタイルは、どんなにビオ生活、野菜生活だろうが解消されない。わかっていたけど、水、波、海が足りない!禁断症状に近かった…。そこで月1回を理想に、ウェットスーツやサーフボード全てを車に積み、6時間かけてフランス北西ブルターニュ地方、もしくはフランスの故郷バスク地方のビアリッツへ車で8時間かけて行く、そんなウィークエンドサーファーになるというバランスを見つけた。そうすると、洗練されて少しとがったパリセンスの魅惑に誘惑されかけていた自分達の軌道修正が出来るようになり、同じ趣味を持つパリサーファー達との出会いも多くなった。嬉しい限りだ!このおフランス、おパリでも、同じ匂いのする仲間もいる。彼らの多くはやはり私と同じようにモードや映像、ショービジネスに身を置きながらも、一方サーフィンやスノーボード、キャンプなど自然に遊ばせてもらい学ばせてもらう趣味を、そして自然に恩返しできるように目一杯楽しむスピリットを持つパリジャン&パリジェンヌ。家では菜食中心だが、招待されたパーティーや外食時に食べたければお肉も頂くこともある。そんな柔軟に波に身を任せる喜びを日常で共有するかのように、パリサーファーの気ままな「都会 x 自然」、「BIOライフスタイル」が、私達にも心地良いバランスとなった。

いずれ、より多く自然に触れられる環境を求めて、考えやスタイルが変化していくこともあるだろうけど。そんな波にも軽々と心地よく乗れるように、いつでも心身をシンプルに整えておこうと心がけている。そして家族や友人、クライアントなどとお互いの波を尊重し、良い波と新しい喜びを共有し、その先まだ出会っていない誰かのためになるような私達の在り方が出来ればいいな、と希望を抱いている。
そして私たちができることは「美=Beaute」を通してである。
人と自然がより美しくなることを願って。

Merci,

By Biotety