お米は籾殻(もみがら)を取ると玄米になり、精米すると白米になっていきます。
玄米から白米に精米するときに出るものが「糠(ぬか)」です。
この「ぬか」の中には、お米の90%の栄養が含まれていると言われています。
そんなパワーフードの「ぬか」
食べるのはもちろん、お掃除に使ったり、お風呂に入れたりなど、日常生活に使えることも、たくさんありますが、今日は、
「ぬかの体を温めるチカラ」についてお伝えしたいと思います。
~なぜ、「ぬか」が体を温めるの?~
体を温めるには、「ぬか」は、もちろん加熱をします。
植物である「ぬか」は、普段空気中の湿気を吸って湿度を保っています。
その湿気を加熱をしたときに湿った蒸気として放出します。
湿った熱=湿熱であることが、最大の温熱効果になります。
~湿熱は体の水分と共鳴する~
人間の体の60-70%は水分です。
その体の水分と湿熱が共鳴するので、熱が体の奥まで浸透していきます。
使い捨てカイロなどの熱は、主に鉄と二酸化炭素の化学反応によるもののため、湿熱ではなく乾熱です。
乾いた熱は、体の奥に熱が入りにくく、温度が高くても熱いと感じにくいこともあります。
湿熱は、体の水分とすぐに反応するため、熱くしなくても、人肌より少し熱いくらいでも充分に温かさを感じることができます。
~湿熱の体へのリラックス効果~
体の奥に熱が入るため、表皮より奥のリンパや血管に届き、それらの流れをスムーズにして代謝を良くします。
つまり、冷えて固まって、痛みが生じたり、辛いところに、直接温かさが浸透して、そこの部分を緩めて癒します。
また、その気持ちが良さが、体に入っていた力をフッとゆるませて、自律神経のバランスが整い、自然治癒力のアップにもつながります。
~温めたところに気が集中して頭がスッキリ! トラウマを癒すことも!~
現代人は体を動かすことよりも、頭を使うことが多く、それにより慢性疲労や頭痛などの症状を生じることがあります。
体の辛いところを湿熱で温めると、意識がそこに集中して、頭にあがっている気が体の下のほうに下がってきます。
その結果、頭がスッキリします。
また、あてた部分の血流がよくなることで
カラダの奥にある、昔の嫌だったこと、辛かったという、
その時出せなかった気持ちの塊を溶かしてくれることもあります。
そんなときは、大泣きして、たくさん怒って、そのあと、自分をよしよししてあげる。
そんなギフトもあったりします。
~「ぬか」湿熱パットを手作りして、お家で癒しの時間を~
①16㎝×22㎝くらいの二枚重ねの袋を作る。(ラメなしの天然素材で!)
②ぬか150g、お米200g、粗塩50g、を袋に入れて口を縫い閉じる。
③電子レンジ500w-600wで、1分30秒ぼど加熱する。
④体の辛いところにあてる。
湿熱だけでいえば、昔ながらの蒸しタオルでも良いのですが、温めながらフッと寝てしまうと洋服を濡らしてしまったり、お腹や足を温めるには、「ぬか」湿熱パットのほうがオススメです。
~「ぬか」の美容のチカラ~
「ぬか」には美肌になる成分がたくさん含まれています。
・ビタミン類、鉄分→お肌の新陳代謝アップ、老化予防
・亜鉛、セラミド→お肌の保湿
などなど
湿った蒸気とともに、これらの成分も肌に浸透していきますので、お肌がつやつやになります。
忙しい日々を、昔ながらの日本にあるもので、楽しく癒しを取り入れて、健やかに過ごしてまいりましょう!
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