「最近、肩こりがひどい……」
「前より腰が痛いのがつらい……」
といったことがありませんか?
肩こりや腰が痛いのはスマホを見たり、仕事で同じ姿勢を続けていること血液の流れが悪くなったり、運動不足でも起こりやすいですが、ストレスが続くことでも肩こりがひどくなったり、腰が痛いのがひどくなってしまうこともあり、うつの症状として出ていることもあるのです。
肩こりや腰痛がひどくなるほどがんばりすぎていると、あなたの体も心も、人生もボロボロになってしまいます。
がんばりすぎて体も心も人生もボロボロなるより、無理せず心地よく過ごしたほうが人生もキラキラしていきます。
頼まれると断れず、あれもこれもと忙しくなっていませんか?
「やる気がないと思われるのはイヤだから頼まれると断れないけど、いっぱいいっぱい……」
「断わって、悪く言われるのはイヤだから……
と、仕事でもプライベートでも、頼まれると断れずにあれもこれもと忙しくなってしまうと、ストレスが大きくなってしまいます。
ストレス状態が続くと、筋肉が緊張状態になり、血液の流れが悪くなるため、疲れのもとになる乳酸などの物質が筋肉の中にたまってしまい、肩こりや腰痛につながりやすいのです。
「鎮痛薬を使ってみるけどあんまり痛みがよくならない……」
「シップを貼ってもよくならない……」
「整形外科に行ってみたけどよくなら……」
といった肩こりや腰痛の場合は、ストレスからくるものでうつの症状として出ていることもあるのです。
心当たりがありますか?
心当たりがあれば、心療内科に相談してみたほうがいいこともあります。
心療内科では、肩こりや腰痛をやわらげるために、鍼灸のハリ治療やマッサージなどを取り入れつつ、うつが大きく影響しているときには、うつのお薬を使うと痛みが軽くなる人もいます。
ただ、お薬を使っても、筋肉がほぐれていないとまた肩こりや腰の痛みが出てしまいますし、「断れないであれもこれもと忙しくなってしまう」という状態が続いてしまえば、また痛みがぶり返してしまいます。
お薬を使うにしても、
◎筋肉がほぐれるようにラジオ体操でいいですから体を動かして肩や腰をほぐす
◎あれこれ頼まれごとを引き受けてしまうのではなく、あなたの今の状況に合わせて
「できないことは引き受けないか、できるところまで引き受ける」という習慣をつける
といったことをやるのも、
肩こりや腰痛が楽になり、うつ症状を悪化させないためには必要です。
肩こり、腰痛が悪化しないための頼まれてもうまく断るフレーズは?
頼まれたことを断るときには、自分が今どういう状況なのかを相手に伝えたうえで、できることと、できないことを伝えていくと、ただ断るよりも「やる気がない」といった印象にならなくて済みます。
「私は今○○と○○をやっているので、その仕事はこの部分までならお手伝いできます」
「私は○○をやっているので、明日までに全部はできませんから、○日までならやれます」
「私は○○のこともやっているので、2つは時間がなくてむずかしいから、今回はやめておきます。
ごめんなさい」
このように、あなたの現状を伝えたうえで、どこまでできて、なにをするのはむずかしいのかを相手に伝えると、相手も「ああ、忙しかったんだな」と納得してくれやすくなります。
全てを全部自分で背負うのはだれにでもむずかしいことです。
あなたが全部をがんばる必要はなく、できないことは伝えてもいいことですし、助けてもらうことがあってもいいのです。
「嫌われるかもしれないから」「やる気がないと思われたくない」から頼まれたことを引き受けて、その結果、ストレスで肩こりや腰痛がひどくなって体がボロボロ、うつ症状も出てしまったら人生もボロボロになってしまいます。
あれもこれもと引き受けてがんばりすぎないことも、あなたがやりたいことをやりながら心地よく過ごしていけるキラキラした人生につながっていきます。
がんばりすぎて体も心も人生もボロボロなるより、心地よく過ごせたらうれしくありませんか?
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