歯周病の治療は早く妊娠できるポイント! 不妊治療でも歯周病になりやすい⁉︎

焦っているとき、早く妊娠できたらうれしくありませんか?

歯周病になってしまうと、ホルモンバランスや免疫にも影響して妊娠にもよくないですから、せっかく不妊治療をしているのに歯周病になってしまったら高いお金を払っているのが台無しになって損をしてしまいます。

不妊治療をしているのなら、よけいに歯周病になっていないかのチェックは大事なのです。

ただ、

歯周病は初期だと症状があまりでないこともあり、歯がきれいな状態に見えていても、歯周病にかかっている女性は多い

といわれています。

私が保健センター勤務のときに歯周病検査の仕事もしていましたが、

20代の女性でも「歯周病とまでいかないけど、このままだと歯周病になるような歯肉炎が起きている」
という女性は多かったです。

また、妊娠しても歯周病にかかりやすくなり、歯周病があると早産になり赤ちゃんに危険が迫りやすいのを知っていますか?

妊娠できたとしても、つわりの時期は歯磨きブラシを口に入れることで吐き気が出やすくなり、歯磨きがちゃんとできなくなることが多いため歯周病にかかりやすいです。
妊娠中は口の中のつばの量も減るため、口の中が乾燥しやすくなって、歯周病にもなりやすいといわれています。

妊娠中でも歯周病になってしまうと、歯周病の炎症が起きているせいで、歯周病がない女性の7倍も早産が起きやすくなるといわれているのです。

早産で赤ちゃんが早く産まれてしまうと、十分に赤ちゃんが育っていないため、2500未満の体重が少ない小さな赤ちゃんが産まれやすいです。

十分に育っていないまま赤ちゃんが産まれてしまうと、そのままでは育ちにくく命の危険もあるため、せっかく産まれても病院に入院しながら十分に赤ちゃんが育つまでとても注意が必要になります。

妊娠前でも妊娠中でも歯周病はこわい病気だと思いませんか?

 

歯周病のセルフチェックをしてみましょう

歯科医師の相馬理人先生が著書「その歯みがきは万病の元」で紹介している歯周病のセルフチェックを引用しますので、あなたの歯の歯周病チェックをしてみましょう。

・歯ぐきがむずむずしてかゆい
・ときどき歯が浮いたような感じがする
・歯ぐきがときどき赤くな腫れる
・歯みがきをすると出血する
・最近歯科の定期検診を受けていない
・歯石が気になる
・口の中がネバネバする
・歯と歯の間に食べ物が挟まる
・歯ぐきを押すと血や膿(うみ)が出る
・口臭が気になる
・歯が長くなったように見える
・歯を押すとぐらぐら動く
・以前よりも歯並び悪くなったような気がする

あてはまるものがいくつありましたか?

◎ひとつも当てはまらない:今のところは歯周病の心配がないそうです。
◎1~2個あてはまるものがある:歯肉炎の可能性があり、そのまま悪化すると歯周病になる可能性がありますから、歯科に行ってみてください。
◎3個以上あてはまる:歯周炎に信仰している可能性があり、そのまま悪化すると歯周病になりやすいですから歯科に行ってみましょう。
◎7個以上あてはまる:重度の歯周炎になりつつある可能性が高いので歯科で治療を受けましょう。
◎10個以上あてはまるか最後の3つがあてはまる:歯周病がかなり悪化している可能性が高いので早めに歯周病専門医に診察してもらってください。

歯周病のチェックをして、必要な治療をすることで、早く妊娠できる近道にもなります。

焦っているとき、早く妊娠できたらうれしくありませんか?

 

引用:相馬理人著「その歯みがきは万病のもと」
参考:桜井明弘著「あなたが33歳を過ぎて妊娠できない44の理由」
:丸田佳奈著「間違いだらけの産活」

 

《保健師 めぐみさんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/nurse%EF%BD%B0megumi/?c=113328