30代・40代で生理のお悩みがある女性の話を聞いていると、
髪の悩みがある女性も意外に多いです。
あなたは
「最近、抜け毛が増えたかも……。髪のボリューム感もなくて薄毛になっていくんじゃ……」
「髪の分け目が薄くなってきてショック……」
「前より髪が細くなっているような……。髪がうねるようになってきたし……」
といったことが気になっていませんか?
私は、35歳を過ぎたら髪がうねるようになってきて、
「もともと直毛だったのになんでくせ毛みたいに髪がうねるの⁉︎」
と、びっくりしました。
「前より髪がうねるようになってきた」「髪が細くなった」のは髪の老化と女性ホルモンが減っているサイン!
薄毛や抜け毛にくわしく頭髪治療をしている浜中聡子先生のお話によると、
卵巣から出ている女性ホルモンのエストロゲンは、
女性の髪を成長させる働きがあり、髪のハリ・コシ・ツヤをキープするのをサポートしているため、エストロゲンの量が多い20代後半は髪の毛の状態が一番いい時期なのだそうです。
ところが、エストロゲンは30代になると量が減ってきますので、髪の老化が進み見た目も老けやすくなってしまいます。
また、食べる量を減らしたり、1つの食べ物だけを食べたりするようなダイエットをしたことがあると、栄養不足になり卵巣からエストロゲンの量が減ってしまうため、髪へのダメージが大きく髪が細くなってしまって、
若い女性でも薄毛が急増中なのだそうです。
ダイエットをしているつもりがなくても、ファーストフードやシリアルバー、菓子パンや飲み物ばかりといった食事をしていると栄養が偏っているので髪を育てる栄養が不足して、髪が細くなって薄毛になりやすいです。
あなたは過去に食べる量を減らすダイエットをしたことがありますか?
忙しいからと、テキトーな食事になっていた時期がありますか?
心当たりがあれば、30代を過ぎてエストロゲンの量が減り出すと、
過去の栄養不足による髪へのダメージも重なって髪が細くなり薄毛になりやすいです。
エストロゲンの量が減る30代以降は、
◎髪の成長期が短くなり、髪が成長しきらないまま抜け落ちて抜け毛が増えやすくなる
◎髪が成長しない休止期状態の髪が増えて髪が太くならずに細い髪が増える
◎細い髪だと重さが軽いので髪がうねりやすい
(直毛の女性は髪が太いことが多いのは、太い髪のほうが重いので重さでまっすぐな直毛になりやすいのもあります)
◎髪のうるおいがなくなってきてパサつきやすくなり、髪のハリ・コシ・ツヤ感が落ちてくる
といったように、髪の老化が進んでしまいます。
私への相談では、まだ30代後半の年齢で抜け毛がひどくなっていて、深刻な薄毛に悩んでいる女性もいます。
30代の若さで薄毛がひどくなって見た目も老けるなんてこわいと思いませんか?
浜中先生のお話によると、30代以降の年齢のせいで女性ホルモンが減ることが髪の老化にも影響するけれども、
女性の薄毛の原因は1つではなく不眠や偏食・ダイエット・タバコなどの生活習慣やストレス、紫外線のあびすぎ、間違ったヘアケアなども影響するので、さまざまなことが重なって薄毛がひどくなるそうです。
ですから、30代以降の薄毛対策では、
「女性ホルモンが減っているなら、女性ホルモンにいいサプリメントを食べればいいんじゃない?
大豆とか食べればいいんじゃない?」
と、「これだけやればOK!」ということはないそうです。
30代で髪の成長を助けるエストロゲンの量が減ってきても
髪の老化が進んで薄毛になってしまうのを予防する対策は?
◎髪の成長に必要な成長ホルモンが夜に出るのでぐっすり眠れるようにする
◎「これだけ食べれば髪が育つ」という食べ物はないので栄養バランスが良い食事をする
◎ストレスが続きすぎると頭皮の血液の流れが悪くなり、髪が育たないのでストレスのケアをする
◎紫外線対策と適切な洗髪のケアをする
◎運動不足で血液の流れが悪いと、頭皮に栄養が届かず抜け毛の原因になりやすいので適度な運動をする
◎頭皮が乾燥しないよう、ダメージが大きくならないための適切なヘアケアをする
といったことをそれぞれやっていくことが、
抜け毛・薄毛を予防し、いつまでもきれいな髪で見た目もきれいでいるための秘訣です。
今回は「ぐっすり眠れるためのケア」と「頭皮への栄養を届ける血液の流れがよくなる簡単な運動」についてお伝えします。
寝る直前までスマホやパソコンなどの液晶画面を見続けているのは、抜け毛・薄毛をひどくする⁉︎
あなたは寝る前にスマホやパソコンの液晶画面を見ていますか?
寝る直前までスマホやパソコンなどの液晶画面を見続けているのは、抜け毛・薄毛をひどくしてしまうのにつながります。