不吉、神秘的? ちょっと不思議な6月の話

6を並べると不吉なことばかりのようですが、6月といえば女性にとって憧れの「ジューンブライド」という風習もあります。
不吉、神秘的? ちょっと不思議な6月の話

いよいよ、6月の半ばを迎え、今年も半分が過ぎたと思うとちょっと不思議な気もします。
6月というと「梅雨」、そして日本の場合は祝日がないということもあって、なんとなくジメッとして地味なイメージがあります。

陰陽五行説によると、奇数が「陽」であり、偶数が「陰」であるとされています。

このために、3月3日や、5月5日といった奇数の日にお祭りが行われるわけですが、「6月6日」は東洋よりも西洋で不吉な日として知られています。

これは『新約聖書』の中にある「ヨハネの黙示録」という話の中に、神に対抗する悪魔の数字として「666」が出てくることが由来となっています。しかしながら、一般的に有名になったのは、1976年に公開された「オーメン」という映画のおかげといえるでしょう。

この映画は「、6月6日午前6時」に誕生した「悪魔の子供」ダミアンが巻き起こす事件を描いたホラーものですが、公開後に大ヒットとなり、30年後にリメイクが作られるほどの名作です。

ちなみに、「666」という数字については、さまざまな解釈が存在しており、キリスト教を弾圧したローマ皇帝ネロを示すというものや、そもそも、数字の算出法が間違っており「616」が正しいというものまであります。

東洋思想で考えてると、陰の数字である6が並ぶというのは確かに不吉なような感じもありますが、西洋と東洋で一致するというのは、興味深い偶然といえるでしょう。

また、6月の星座といえば「蟹座」ですが、中国では「鬼宿」と呼ばれており、蟹座にある散開星団を「積尸気」と呼んでいました。
これは、死者から立ち上った鬼が集まる姿とされていたのです。

日本のイメージでいうと、「鬼」は怪物っぽく感じてしまうかもしれませんが、中国の「鬼」は「霊魂」をあらわしており、すなわち蟹座は「死者の魂を司る場所」だということになります。

このように並べると不吉なことばかりのようですが、6月といえば女性にとって憧れの「ジューンブライド」という風習もあります。

「6月に結婚する花嫁は幸せになる」といわれているものですが、こちらの由来は実ははっきりしていません。

いくつかの説があり、ギリシャ神話で最高神ゼウスの妻であり、結婚生活を守護する最高位の女神「ヘラ」が、ローマで「ユーノ」と名前がかわり、その女神のお祭りが「6月1日」に行われたために、6月に結婚すると「ユーノに見守られて幸せになる」という風習が生まれたというものが、最も有名です。実際に英語で6月をあらわす「june」は、女神ユーノから来ているので、説得力もあります。

他の説は、どちらかというと現実的なもので、3月から5月は農業が忙しいために、それが終わってから結婚することを進められたというものや、ヨーロッパは6月は雨が少ないことから、結婚式に良いとされたというものがあります。

このことを考えると、梅雨時の日本でジューンブライドをやる意味はあまりなくなってしまいますので、ここは、結婚生活を守護する女神に守って貰うという説を採用しておきたいところです。

どことなく、不吉でありながら、神秘的な感じも与えてくれる6月。

日本は梅雨時ということもあって、テンションも下がりがちになってしまうかもしれませんが、だからこそ、ネガティブな方向にいくのではなく、「女性が本来もっている神秘性を開花させる」方向に進んでみるのはいかがでしょう?

雨音を聞きながら瞑想をしたり、読書をするというのもステキですよ。

Secret of June.
June it has been shrouded in mystery and spirituality.