あなたの描く人生は何色ですか? 人生を彩るあなたらしい色を探してみよう

十人十色という言葉がある様に、性格も容姿も考え方、生き方、十人いれば全て違って当然です。

中国には【中庸】という言葉があります。

TRINITY読者の皆様こんにちは! 野々垣 弘子です。

かたよることなく、常に変わらないこと。
過不足がなく調和がとれていること。
という意味を持つ【中庸】ですが、要は【中間が一番ベターです】という事だと私は解釈しています。

これは、日本でいうところの【グレーゾーン】と似ていますが、似ている様で異なる印象を受けます。
私はこの【グレーゾーン】という言葉も、リアルな【グレーゾーン】も、どうしても好きにはなれません。
白黒ハッキリしすぎている自分の性格が、グレーゾーンという言葉を生理的に受け付けないからです。

いつかはハッキリさせなければいけないと解っているのに、いつまでもグレーゾーンのまま時をやり過ごすことは、その答えを待つ側にとっても、言う側にとっても、モヤモヤだけを募らせる無駄な時間だと思うのです。

しかし、大人になるにつれ、白黒ハッキリさせない方が良い場面にしばしば出くわします。
人間には『その日の気分』というものや『数日経つと考え方が変わる』という特性があります。
直ぐに答えを出せば話は速く進みますが、良い結果が得られないかもしれません。
答えを出すことを数日先に延ばせば、お互いの考え方が変わってスムーズな解決が得られるかもしれません。
勿論その逆のパターンもあるので、一概に先延ばしにすることがベターな選択だとはいえませんが……。

 

白黒ハッキリさせない彼女と、白黒ハッキリつけたい私の場合

「私はとてもグレーゾーンが多いの。だから楽に生きられる」
10年ほど前に、そんな風にサラッと言った友人が居ます。
確かに彼女の人生には大きな荒波が無い様に見えます。
一見、とても高いレベルで順風満帆に見える人生。
でもそれは、大きなトラブルや悲しみが無い代わりに、大きな感動や喜びも無いという印象を受けます。
もしかしたら、何か大きな悲しみを封じ込める為に、グレーのコンフォートゾーンを広げていったのかもしれません。

先ほども書いた通り、私は白黒直ぐにつけたいタイプです。
「少しグレーゾーンを作った方がいい」
とアドバイスをくれる彼女に対して、私は
「どうしてもグレーにはなれない。でも、他の色にならなれるかな!」
と答えました。

そして時が経ち、互いに母となった私と彼女。
私は『やっぱりグレーゾーンは好きになれないけれど、色んな色があってもいい』という事を学び、彼女は『広いグレーゾーンから逸脱して直ぐにジャッジしなければならない事もある』ということと、喜怒哀楽をわかりやすく表に出す事を学びました。

 

自分の色を見つけよう! 人生の彩りはあなたが決められる

十人十色という言葉がある様に、性格も容姿も考え方、生き方、十人いれば全て違って当然です。
グレーとひとことで言っても、シルバーの様な光り輝くグレーから、黒に近いチャコールグレーまで様々なグレーがあります。

それに拘ることなく、色んな色があっても良いと思うのです。
私がピンクなら、彼女はブルー。
あの人はナチュラルなグリーンのイメージ、あの子は元気いっぱいのオレンジ、素敵なあの人はプラチナシルバーみたいだわ。

そんな風に、古くからある常識に捉われる事無く【自分色】が見つけられたら素敵だなと思います。

あなたが描く人生は、何色ですか?

 

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