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世界各国のスピリチュアル通特派員から届いた現地のリアルな情報を発信する「ワールドスピリチュアルニュース」。4回目となる今回は、ドイツから日常生活に溶け込んだオーガニックについてレポートしていただきました。単なる健康ブームやトレンドではなく、深くライフスタイルに影響を与えている現地でのオーガニックの存在に、改めて注目です。
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昨今のオーガニックブームがはじまる数十年も前から市場を開拓し、常に世界をリードしているドイツ。ここ数年でまたぐんと勢いを増し多くのドイツ人に定着しつつあります。
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item7b1a1 オーガニックスーパーの果物・野菜コーナー。手前にはミックスナッツも。オーガニック派はナッツをおやつにする健康志向派も多い item7b1a1
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なかでもチェーン系のオーガニックスーパーは、圧倒的な商品数、オシャレで明るく広々とした店舗の雰囲気、さらにドイツでは珍しいサービス精神と笑顔のある接客で人気急上昇中です。魅力的な商品やディスプレイだけでなく、買い物を楽しむ人々を観察するといろいろな発見があります。まずここでは、魚や肉を使わない健康的でユニークな食材も揃っていることから、ドイツの菜食主義者たちが多く集まっています。また、店内には最近ドイツでも人気のインド・アーユルヴェーダ、日本食・マクロビの食材を扱うコーナーが設けられていて、実に内容もレベルも本格的。ドイツにいながら、まったく妥協することなく、それら独自の哲学に貫かれた食事法を実践することが可能なのです。
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item7b1a1a ドイツ国内でチェーン展開している人気のオーガニックスーパーAlnatura(アルナトゥーラ)の外観 item7b1a1a
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ドイツ語で「食べ物(食料)」は「Lebensmittel=生きることの手段・媒体」といわれるほど。本来ドイツ人にとって「食べる」ことは、単に空腹を満たしたり瞬間の美味しさを味わったりする享楽的行為というより「自らの生をつないでいく」という、主体的で哲学的な意味合いを持つものです。つまり「何を食べるか」という選択は、「自らの信条や生き方を直接反映している」のです。たとえばドイツ人の菜食主義者でも、自らの健康に悪いからという理由のみで肉を食べることを避ける人ももちろんいますが、牛や豚が摂取する大量の穀物は、環境破壊や世界の食糧不足を加速させるからという理由で肉を食べない人、動物が食用に残酷な方法で殺されたときは、死の瞬間の痛みや苦しみが肉のなかに波動として入り、それを食べることで自分にも負のエネルギーを取り込むことになるという考えから肉を避ける人など、千差万別な考え方が背景にはあるのです。
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item7b1a2 オーガニックスーパーのお米売り場には玄米をはじめ、ワイルドライス(黒米)や赤米など種類豊富 item7b1a2
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日本では近年マクロビ人気もあってか、玄米をはじめとした未精製の穀物や雑穀に注目が集まっています。ドイツでも全く似た動きがあり、SUSHIブームを皮切りに日本食やマクロビも認知度が高まって、お米派も大分増えてきました。が、それでもやはりドイツは伝統的にパンの国。特にパンの種類の多さは世界一ともいわれ、また、精製された白いパンよりも未精製の全粒タイプのパンの方が、ビタミン・食物繊維・ミネラルに断然富んでいるということが話題となり、健康や美容への関心が高い人たちの間でシフトが起こっているのです。雑穀の人気も同様。キヌアやアマランサスなどのパワー穀物をミックスしたパンを販売するベーカリーも増え、好きな雑穀を好きな分量加えるなど、独自のレシピでパンを焼くこだわり派も増えています。アットホームなオーガニック食品店では穀物を挽くための専用の手動の機械が設置してあり、無料で自由に使用できるようにもなっています。家に帰って「挽きたての新鮮で栄養に富む穀物で調理」という、スローで贅沢な生活の質を存分に、堪能することができます。
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item7b1b オーガニック食品店にはレジ横に穀物挽き機がスタンバイ item7b1b
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ヨーロッパで盛んに話題に上っているのが、これからのオーガニックブームの行方についてです。オーガニックが将来の成長市場というコンセンサスが確実となった今、日本を含め世界各国でも魅力的なオーガニック製品の開発、生産に本格的に力を入れはじめています。競争が高まってくるなか、フェアトレードやオーガニックということに加え、いかにそれぞれの製品が地域ごとの特性が活かされたユニークなものであるか? 背後にどのようなストーリーがあって、どのような人々がどのような気持ちでつくっているか? などにもっと焦点が移ってくるとみられています。「大量生産できない希少価値があり、同時にラグジュアリーであること」が生き残りのポイントになりそうです。重厚な哲学と信条をベースに発展を続けているドイツオーガニックの今後の展開に、ますます注目は集まっていくことでしょう。
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item7a 全粒紛パスタが人気のイタリアレストランVapiano(ヴァピアーノ)では順番待ちの人々がズラリ item7a
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item2 *今回のTRINITY特派員* 緒方・ヴェストベルグ・美樹さん item2
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photo&text:Miki Ogata-Westberg
次回はハワイのスピリチュアルをお届けします。お楽しみに!
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