今、天秤座に幸運の星の木星が運行しています。
天秤座の皆さん(占星術上、太陽星座が天秤座にあるという事です)は2016年9月9日から来年の2017年の10月10日頃まで12年に一度の幸運期になりますと、占星術のコラムなどに頻繁に出てくるのを目にされたことがあるのではないでしょうか?
古代から人々は天体の運行を私たちの生活の営みとより添わせてきました。
今、メインに語られているのは西洋占星術の比率が少しばかり多いかもしれませんが、世界各地には、太陽や月、その他の太陽系の天体の運行をベースにした、多くの信仰や占術があります。
かつての人はまず、昼と夜があるのに注目し、そして毎晩、形を変える月を観察し多くのインスピレーションを受け取っていたようです。
そしてこれらの天体の特徴は、歳差はあるものの、ほとんどが規則正しく運行しているという事が大切になります。
それは何かを測る・計る・量る・図るそして謀ることに繋がっていきます。
天体の運行を知ることは天変地異や気象現象をも司ることが出来るのではないかと言われ、権力者は知っているか、知っている人を参謀に置き天下を納めようと試みました。
太陽が昇れば明るくなり、沈めば闇に、また満月の時には夜でも明るさを感じるなど微妙な時の変化を感じていました。
科学や化学が発達した今では、想像もできないような環境だった事だと思います。
今の日本ではほとんどの人が、電気の無い生活は考えられないと思いますし、照明は勿論、冷暖房も完備した部屋を整えている人が多いと思いますので、季節感が稀有になるような状況で毎日を過ごしている人が多いではないでしょうか。
室内に居たら、ある意味快適で寒暖を感じないなども起きるでしょう。
逆にこの現象は自然のリズムとちょっと遠ざかってしまう危険もあるではないでしょうか。
またインターネットの発達で、世界との距離も近くなり、時差の壁を越え、相手に会わせるために生活の場である時間枠を超えて、仕事をせざるを得なくなり、体調を崩す方も多くなっていらっしゃるのも現実です。
その一端には、本来、誰もが持つ宇宙のリズムを崩していることもあるのではないでしょうか?
ハードな環境で働く方々にとっては、ある意味極端な提案かもしれませんが、まずは日照を意識する、月の満ち欠けを意識するところから始めてみませんか?
ほんの少しでいいのです。
意識するのと、しないのでは違います。
また、植物のエネルギーは薬剤の原料としては勿論、そこにあるだけでも、また食物としても、香りの効果としても私たちをサポートしてくれています。
これから毎月、その時の太陽星座(今は天秤座)を中心に、宇宙のリズムとの寄り添い方と、この時期にあう植物の有効なサポートの受け方のお話をさせていただきたいと思っています。
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