万病に効く秘薬、若返りに効果ありと記された「カシス」とは? ~多くの栄養素をバランスよく含む理想的なスーパーフルーツ~

「万病に効く秘薬、若返り(不老不死)に効果がある」と記されていたカシス 小さい中にもギュッと凝縮された、私たち現代人にとっても必要な栄養分がギッシリつまっているんですね。
万病に効く秘薬、若返りに効果ありと記された「カシス」とは? ~多くの栄養素をバランスよく含む理想的なスーパーフルーツ~

ホリスティックセラピストの笹本佳代です。
以前、『細胞レベルに働きかける植物療法〜ジェモセラピー~』といったタイトルで記事を書きましたが、「ジェモセラピー」とはアロマセラピーと同じ植物療法(フィトセラピー)の一種。

主に植物のつぼみや新芽を使って作られるレメディーを水などに希釈して飲む、ハーブ療法になります。
詳しくはこちらの記事をご覧下さい⇒http://www.el-aura.com/natura-botanica2/
その「ジェモセラピー」において、代表的とも言われるのが「カシス」

たくさんあるレメディーの中で、迷ったときにはコレ! とされるぐらい効果・効能の幅広さが特徴とも言えますが、ヨーロッパでは古くから「万能薬」と言われ使用されてきたカシスについて、今回詳しくみていきたいと思います。

 

●カシスとは?

カシス(Cassis)という言葉は元々はフランス語であり、日本語では黒すぐりや黒房すぐり、英語ではブラックカラント(Blackcurrant)とも呼ばれています。
ベリー系の果物でよく比べられるブルーベリーはツツジ科スノキ属。それに対してカシスは、スグリ科(※ユキノシタ科と分類されている記載もあり)スグリ属ということで、植物学上異なる分類となっています。

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北半球では7月から8月、南半球では1月から2月にかけてが旬の時期。
生産地としてはポーランドが全体の生産量の約半分を占めると言われ、南半球ではニュージーランドも有名です。
また、日本のカシス生産量のおよそ90パーセントを占めているのが青森県。
国内では大部分が青森から収穫されており、青森県は有数のカシス生産地だったんですね。

 

●カシスの用途

カシスと言ってピンとくるのが、「カシスソーダ」や「カシスオレンジ」など、お酒を連想される方が多いかもしれません。
日本ではこうしたカクテルやリキュールとしてよく知られています。

ジェモセラピーでは主に芽を使いますが、葉っぱや実、種まで余すところなく使えるカシス。
葉はハーブティーや香水などに使用、実の部分はリキュールやジュース、ジャムやアイスクリームなど、種子はオイルとして化粧品やサプリメントなどに使われています。

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●カシスの効果・効能

古代からヨーロッパでは、万病に効く秘薬とまで言われてきた歴史があり、18世紀に出版された本には、「カシスの果汁は若返りの秘薬、不老不死の神の薬」と紹介されていたとのこと。
民間薬としても使われていたようです。

ジェモセラピーでも広範囲に渡る症状に効果があるとされています。
強い強壮作用や解毒、抗炎症や抗アレルギー作用、自然のステロイド剤のような役割、他のレメディーとの相乗作用で効果を高めたりといった作用も。
また、副腎をサポートしてくれるとも言われており、抗ストレス作用を有する副腎皮質ホルモンの合成を促し、ストレスに対抗する力も期待できるのです。

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カシスが一般に注目されるようになってきた理由として、高い抗酸化成分が多量に含まれていることが、研究によって少しずつ明らかになってきたからとも言えます。
酸化していくということは、体のさまざまな機能を低下させます。
酸化の原因となる活性酸素を取り除いて、酸化を抑える力を抗酸化力と言いますが、その力をサポートするものが「ポリフェノール」などの抗酸化成分。
カシスに含まれるポリフェノールは、末梢血管の血流を改善する効果が確認されています。
そのため肩こりや冷えの改善、目の下の「クマ」の解消にもつながると言われています。

また、カシスにはポリフェノールの一種であるアントシアニンの含有量が多いとされ、「カシスアントシアニン」とも呼ばれています。
アントシアニンと言えばブルーベリーも有名ですが、そのブルーベリーよりも3~4倍多いとも言われるほど。
眼精疲労や視力低下を防ぐ効果が期待されています。

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さらにはビタミン・ミネラルが豊富、多くの栄養素をバランスよく含む理想的な「スーパーフルーツ」とも呼ばれています。
「万病に効く秘薬、若返り(不老不死)に効果がある」と記されていたカシス
小さい中にもギュッと凝縮された、私たち現代人にとっても必要な栄養分がギッシリつまっているんですね。

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http://www.el-aura.com/writer/sasamoto-kayo/?c=99589