イギリスでナローボート暮らし。夫と運河で新生児の子育てPart.36

イギリスでナローボートを購入して、運河でイタリア人の夫と暮らしています。

ロンドンからこんにちは。
2018年3月にロンドンで第一子を出産しました。
水上生活で妊娠し、水中で出産し、水上で子育てをしています。

今回は、ボートで子育てをしてすぐに思ったことをご紹介します。

水中出産とヒプノバーシングの自然分娩で陣痛も出産もあまり痛くなくて眠たかったですが、その後は痛かったです。

本来ならば、水中出産とヒプノバーシングを取り入れることで、会陰切開する割合はかなり減るのですが、予定日より11日を過ぎていて3580gある大きな赤ちゃんだったので、わたしの身体は限界でした。
その為、自分のいきみで裂いて産み落としました。

裂いて産んだところまでは痛くなかったのですが、縫合した後が痛いです。

イギリスでは本来ならば出産後に翌日退院が普通なのですが、助産院(バースセンター)で出産したので4泊させてもらい退院しました。

自分のくしゃみにひゃっと驚く息子と自分のくしゃみで縫合したところが響いてグハッと驚くわたし。
そのわたしに驚く横で寝ている夫の3人でのボートでの新生児ライフがはじまりました!

今回は、ナローボート生活での新生児(※)子育てをはじめてすぐに思ったことを早速お伝えしようと思います。

(※出生後すぐの赤ちゃんは「新生児」と呼ばれ、生後28日未満までの赤ちゃんのことを指すそうです)

 

妊娠中はナローボート暮らしで新生児を育てられるのか不安だった

実は、息子を産む前にナローボートから離れてフラットに住む提案もありました。
(フラット【flat】とは、主に英国における集合住宅で、同一階の数室を一家族が占めるようにしたものを意味します)

今、住んでいるナローボートはわたしが妊娠をする前から、夫は2018年に手放す予定にしていました。

ナローボートを購入した時からそれは決めていたのですが、出産前に引っ越しをするのか、出産後に引っ越しをするのかを夫と悩みました。

今の気持ちは、思っていた以上にナローボートでの新生児との生活は悪くないです。

と、言うより良いのでは!? と思いました。

 

何よりナローボート生活云々ではなくドーナツクッション!


↑実際に英国Amazonで購入したドーナツクッション。

新生児との生活を快適に過ごすことは、ナローボートだから云々ではないです。

とにかく縫合した場所が痛くて、入院中に英国Amazonでドーナツクッションを購入しました。

そのドーナツクッションの配達物をナローボートに帰った日に受け取りました。

ドーナツクッションは、最初に座った瞬間は痛いままに感じたので
〝こんなので大丈夫?〟と思いましたが座り続けていたらラクに感じました。

わたしにとって、陸で子育てするか、水上で子育てするかよりも【ドーナツクッションという最強アイテムがあるか?】が何よりも重要でした。

また、授乳がしやすいようにソファの後ろに枕を入れたり、マタニティ用の枕を使ってみたりすること、授乳しながらでもご飯が食べやすいテーブルの高さなどが揃っているボートは快適にも感じます。

退院してはじめてナローボートに戻った夜、安心した気持ちになりました。
早朝、ナローボートの屋根に弾かれる雨の音に癒されて、水面を優雅に泳ぐ水鳥の景色は心地よく感じました。

夫と運河で新生児の子育ての我が子誕生から1週間、ナローボート生活3日目ですが、意外と快適! と言うのが今の感想です。

この続きは次回お伝えします。

次回もお楽しみに!

 

イギリスの運河でナローボート暮らしをしている日本人はまだ少ないので、取材などもいただいています。
ブログにナローボート情報を更新しています。

ナローボート生活のYouTubeもアップしていますので、興味のある方はぜひご覧くださいね。

 

♦国際結婚生活〜パバンめいのロンドンの暮らし方
http://london-mei.com/

 

《仲谷めいさんの過去記事はコチラ》