心理士が語る、愛を招く行動とは「愛されたければ愛しなさい、そして愛らしくあれ」

最初は、笑顔で接すること、バースデーメールなどの何気ない心遣いを見せることでOKです。 これにより、彼はワクワクドキドキします。

こんにちは、心理士の村田です。
あるアンケートによれば、女性は、「愛したい」と考えるより「愛されたい」と考える人が多いようです。
しかし、いつまでも男性からのアプローチを待っているわけには行きません。

実は、あなたの何気ない言動で、彼が愛の予感を感じ、ワクワクドキドキさせ、愛を導く方法があります。
このように愛されるようになるためには、ほんの少しの行動が必要です。
愛を招くための「好意の返報性」「強化-感情モデル」「ハード・トゥ・ゲット」という心理テクニックをご紹介しましょう。

 

「愛らしくあれ」

ちょっと気になる人の振る舞いが、あなたの胸をキュンとさせることがありますよね。
同じように、あなたの何気ない言動で彼に「愛の予感」を感じさせ、ワクワクドキドキさせることがあります。
愛の予感を感じるほどに彼は喜び、愛情も深くなっていきます。
ベンジャミン・フランクリンの名言をご紹介します。
それは「愛されたければ、愛し、愛らしくあれ」です。

「愛らしく」とは「愛しているという態度・言動を示しなさい」ということです。
彼はこれを「恋の予感」と感じ、喜びとなり、あなたへの想いが強くなっていくはずです。
そこで、相手を喜ばせて愛を獲得するテクニックについて説明します。

 

愛されたければ、まず愛しなさい

古い言葉ですが、「情けは人のためならず……」他人に情けをかけると自分にも情けをかけてくれるという意味です。
人は他人から何らかの好意を受けると、お返しをしなければならないという意識を抱きます。
こうした心理を「好意の返報性」といいます。
愛の告白を受けたときに、嬉しくなり相手のことを意識し始めます。
このように、愛に関しても「好意の返報性」が働くということで、「愛されたければ、まず愛しなさい」ということになるのです。
相手に愛していることを少しだけ感じさせ、彼を愛に導くという心理テクニックです。

 

気分を良くさせ、愛を招く

気分が良い時には、悪い時よりも相手を好意的に評価する(好きになる)という心理セオリーがあります。
これを気分一致効果と言います。
愛の予感を利用することで、相手を喜ばせると相手は気分が良くなり、好意的に考えてもらえるというわけです。
また、G.L.クロアーらによる強化-感情モデルがあります。
人を好きか嫌いかという判断は、相手と会った時の感情によって、変化するという説です。
相手に気分良くされれば、その相手に好きという感情を持つようになるということです。
彼の気分をよくして、愛に導くという心理テクニックです。

例えば、こんな具合です。
あなた:「昨日、あなたの夢を見たよ」
相手:「どんな夢?」
あなた:「恥ずかしくて言えないよ」

 

特別扱いして、愛を招く

「あなただけは特別」といわれるのは嬉しいものです。
このように特別扱いをしてくれた相手には好意を持つものです。
その心理を使ったテクニックが、ハード・トゥ・ゲット・テクニックです。
本来は、相手を良い気分にさせて商談をクロージングするテクニックです。
「あなただけは特別」という言葉が、プライドを満足させるのです。
人間は、欲求を満足させてくれると喜び、その相手に好意を抱きます。
そして、欲求を満足させてくれたお返しに契約するという心理テクニックです。

例えば、バレンタインデーの時……。
あなた:「チョコレートあげる」
相手:「どうもありがとう」
あなた:「あなただけにあげる特別製だよ」

以上のことを整理すると、愛する人への好意や行動が相手に伝わり、相手が喜びます。
最初は、笑顔で接すること、バースデーメールなどの何気ない心遣いを見せることでOKです。
これにより、彼はワクワクドキドキします。

ここで、好意の返報性が働き、相手は好意を持ってくれるということです。
そして、相手の喜びが大きいほど、好意も大きくなります。
彼を愛に導く心理テクニックです。

 

書籍紹介
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