恋愛心理学「好意獲得」段階〜好感度をアップさせるテクニック

人は新規な対象に対して不安や嫌悪感を生じる傾向がありますが、繰り返し接することによって、不安や嫌悪感が減少するために好意的になるとしています。 顔を合わせる回数を多くすることで好感度をアップさせることができるということです。

恋愛プロセス

一般的には出会いから結婚まで、次の図の様に恋愛プロセスを通過し、プロセス毎に異なった課題があります。

好感度をアップすることは不可欠です。心理学では人間に好意を抱かせる研究が進んでいますので、この心理傾向を使わない手はありません。
今まで、恋愛プロセスについて、出会い~興味について述べてきました。
今回は、好意のプロセスで、好意を獲得する段階での心理テクニックについてご紹介します。

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態度の類似性

同じ意見や趣味を持つような共通点を持つ人とは話が弾み、共通点が少ない人とは、深い話に至ることはあまりありません。普通、人間関係の中で、話が合う人には好意を持ち、話が合わない人とはあまり深い関係とはなりません。これは“態度の類似性”が高いほど 、簡単に言うと、似ている態度・意見(共通点)が多いほど好感度もアップするということです。

私たちは、自分の考え方や意見などが”正しい”と思いたがっています。そこで、他の人の意見が自分の意見に一致したり、同意してくれたりした場合、自分の意見が正しいと判断するのです。このように、判断の正しさ、趣味の良さなどが 確認できることは、嬉しいことです。理解者を好きになるのは当たり前のことです。逆に、意見が一致しない、反対されるといった場合には、 逆のことが起こるのでその人のことを嫌いになってしまいます
好意を獲得するためには、気になる人の態度に合わせることです。

具体的には、相手の話を合わせることや野球やサッカーのご贔屓のチームを知っておくこと。ご贔屓のチームが勝った翌日は、その話で盛り上がることです。好きなミュージシャンや趣味も同じです。

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会う回数が多いほど好きになる 単純接触仮説

単純接触仮説とは会う回数が多ければ多いほど相手への好感度が増すというものです。単純接触仮説の実験をご紹介しましょう。

この実験の被験者は女子学生で、半分の女子学生(Aグループ)には毎週同じ男子学生の写真を見せ、残りの半分の女学生(Bグループ)には毎週違う男子学生の写真を見せました。その後に、好感度を聞くという実験です。
その結果、Aグループでは、見せる回数を増すごとに好感度は上がりましたが、Bグループでは好感度の変化はありませんでした。

人は新規な対象に対して不安や嫌悪感を生じる傾向がありますが、繰り返し接することによって、不安や嫌悪感が減少するために好意的になるとしています。
顔を合わせる回数を多くすることで好感度をアップさせることができるということです。好きな人と同じクラブ活動をすることなど顔を合わせる回数を増やすことを意識しましょう。その時は、話しかけなくてもOK。にっこりと微笑みかけてください。これだけでも、相手の心理に伝わります。

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また、単純接触仮説は対人関係だけではなく、広告にも通用するセオリーです。TV広告をする場合、何回も放映して顧客が視聴する回数を増やします。こうすることで、その商品や会社に好意を持ってもらうのです。
ファッションについても、最初は奇妙だというものでも、見慣れているうちに好ましく感じるようになります。

逆に不快感を感じる人には、何回会っても、というか、会えば会うほど不快感が増幅されてしまいます。

次回は、「信頼」を得る心理テクニックについて検討していきたいと思います。

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村田本

 

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