最近話題になった日本に存在するマヤ暦ってなに?

今でもしっかりとパワーを感じさせてくれる場所としては、神々の降りる磐座である「天狗岩」を祀った「天狗岩大神」があげられます。

【日本で作られるマヤ暦】

「マヤ文明」といえば、高い暦や天体観測の技術を持っていたとして知られています。その暦が途切れたときに何かあるのではないかと、2012年に話題となりました。
そんな「マヤ暦」が日本でも発行されているのをご存じでしょうか?

日本で発行されているマヤ暦とは、兵庫県神戸市にある「摩耶山」を盛り上げようとする「摩耶山再生の会」によって作られているもの。
つまり、摩耶山の「摩耶」とマヤ文明の「マヤ」を引っかけた語呂合わせです。

このように紹介すると、たんなるだじゃれかと思うかも知れませんが、毎月無料配布されているこちらのマヤ暦は、かなりの人気を集めており、今後は「5000部」に増刷した上でさらなる広範囲での配布を目指すという、なかなか本格的で人気のあるものなのです。こちらは、摩耶山で行われている活動を紹介するものなのですが、その活動は多岐にわたっています。

 

【パワースポットで行われる様々な教室】

山で行われるロシア語教室や、写真教室、カリグラフィー講座などカルチャーセンターさながらの、充実した講座や、山で行うヨガ、味噌造りといったスピリチュアルな世界に興味を持つ人が楽しめそうな内容も色々と用意されています。そもそも、摩耶山は神戸市という都会にありながら、なかなかのパワースポットなのです。

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出典:wikipedia

 

【弘法大師空海によって見いだされたパワースポット】

摩耶山は六甲山地の中央に位置し、標高は「702m」とたいして高くなく、ロープウェイもあり昇りやすい山なのですが、語呂合わせとはいえマヤ文明と結びつけられた、このちょっと変わった名称は、弘法大師空海が釈迦の母親である「摩耶夫人」の像を安置したことに由来しています。

空海が選んだだけあって、さほど高くない山中には様々な「神秘的スポット」が点在しています。一周するだけで八十八ヶ所巡りをしたことになる場所や、かつては修験道の霊場とされた奥の院、お経を収めるための塔などは、現在では使われなくなっていますが、なんとか、かつての姿をとどめています。

今でもしっかりとパワーを感じさせてくれる場所としては、神々の降りる磐座である「天狗岩」を祀った「天狗岩大神」があげられます。こちらは、各地で大蛇や蛇を退治した人物の伝説が伝わっている、非常に強力なパワースポットですし、弘法大師空海由来の「弘法清水」は、別名「龍神水」と呼ばれ、生命力を高め、困難に打ち勝つ力を得られるといわれています。

 

【神秘的スポットの遺跡が点在】

マヤ文明といえば、古代マヤの人々が突然いなくなったかのように「文明が途絶えた」ことから、今では遺跡だけが、その文明の一端をひっそりと伝えていますが、摩耶山も弘法大師空海がお寺を作った当時のものは失われて、かつての名残をとどめる遺跡が多くなっており、きちんとしたスポットはわずかというところを考えると、「不思議な共通点」があることがわかります。

そんな摩耶山で行われる、様々なイベントが紹介されているマヤ暦。
山が好きな方はもちろん、パワースポットでヨガをしたり、山ならではの楽しみを体感したいという方にもオススメできますので、お近くに住んでいる方は、どこかで配布されるのを見かけたならば、是非手にとってみてみてください。

 

摩耶山
兵庫県神戸市灘区摩耶山