「お金に対して自分がして欲しいことをすることで、お金はあなたのもとへとやってくる 〜エマニュエル・ダガーの『お金も幸せも降りそそぐ超スピリチュアル・ライフ』〜

現代社会で生きていく私たちが幸せになるためには、お金は必要不可欠なものです。 しかしながら、「お金がもつ目的」に考えを向けたことがあるという人は少ないのではないでしょうか?

【自分が欲しかったからこそ産み出された本】

「幸せになるための方法、豊かになるための方法」といったものは、多くの人が切望するもの。
それだけに、それらが紹介された書籍はまさに「星の数ほど存在」していますし、毎月のように新しいものが登場します。

『お金も幸せも降りそそぐ超スピリチュアル・ライフ』にも、そのような「豊かさと幸せを手に入れるためのノウハウ」が書かれています。
本書はかつて、多くの自己啓発書やビジネス書を読みあさったという著者が、「当時の自分にとって必要だと感じた本を作りたい」という目的で産み出されたものです。

著者である「エマニュエル・ダガー」さんは、戦火の絶えないレバノンで幼い頃を過ごし、その時の経験をいかし、「人々を癒し、その人生を変えるという職についた人物」です。
彼は『フォーチュン』誌に名前を連ねるような企業にもアドバイスを与え、その業績を改善させ、さらにヒーラーを癒し、彼らの本来の力を取り戻すという活動も行っています。

 

【ビジネスとスピリチュアル 実践と理論が絶妙に融合】

「ビジネスとスピリチュアルが自然と融合している」というのは、エマニュエルさんの特徴といえるでしょう。
本書では、さまざまな豊かさを得るための方法が紹介されているのですが、心理学や経済学などをベースにしたものもあれば、マントラを唱えるというばりばりスピリチュアルなものまで存在しています。

そのさじ加減は、まさに「絶妙」。
これは、エマニュエルさんが自ら実験して有効だと思ったもの、そしてエマニュエルさんに相談にきた人たちが実践することで、その結果を証明したものが掲載されているのが要因といえるでしょう。
実践したからこそ、「ビジネス的なものとスピリチュアルな技法が違和感なく」繋がっているのです。

そんな多くのノウハウの中で、エマニュエルさんが、「最も大切であり、これだけは学んで欲しいと思っている」ことは「お金に対する考え方を変える」ということ。
現代社会で生きていく私たちが幸せになるためには、お金は必要不可欠なものです。
しかしながら、「お金がもつ目的」に考えを向けたことがあるという人は少ないのではないでしょうか?

 

【お金は生き物であり、人を祝福してくれる】

「お金というのはエネルギー」である、というのはスピリチュアルな世界に詳しい方や、引き寄せの法則や、豊かさを得るためのワークといったものを実践したことがある方ならば、すでにご存じかも知れません。
しかし、たんなるエネルギーではなく、「お金は生き物であり、その目的は出会った人を祝福すること」という視点は、なかなか聞いたことがないのではないでしょうか?

一見、突拍子もなく思えるエマニュエルさんのこの視点ですが、どうしてそのように思ったのか、そして、その理論を元にお金を扱うことで、どれだけ「人生でお金に対する経験が好転していくのか」ということを、エマニュエルさんはとても理路整然と教えてくれます。

 

【4週間まじめに取り組めば、必ず人生が変わる】

本書の最後には「4週間実践プログラム」が収録されています。
これは、「古い習慣を削除するためには21日間かかり、新しい習慣を身につけるためには、28日間必要である」という理論を元に構築されたものとなっています。

正直、これらのプログラムを全てきっちりとこなすことは、「かなり難しい」と思いますし、日本の社会的にあわないであろうというものもいくつか存在しています。
それでも、多少不完全になったとしても、28日間、真剣にプログラムに取り組むことができたならば、「お金という生き物とつきあう方法が身につき、人生は確実に好転していく」ことでしょう。

多くのアイディアと、具体的なワークが豊富に含まれている本書は、時として厳しい内容もありますが、だからこそ、本気で取り組む人には確実に成果を与えてくれるものとなっていますので、興味のある方は、是非手に取ってみて欲しい一冊です。

 

お金も幸せも降りそそぐ超スピリチュアル・ライフ