こんな視点はいかがでしょう? MIKAKUの易占アドバイス(10月第1週)

この「遯」の卦ですが。なぜか「しんにょう」に「ぶた」です。 日本では、「猪突猛進」と言って、真っ直ぐ走るといえばイノシシですが。古代中国では、その親戚のブタこそが、逃げ足の速い動物の代表だったということらしいです。
こんな視点はいかがでしょう? MIKAKUの易占アドバイス(10月第1週)

大衍筮法による易占、4096の卦から得られる、先哲の英知。取り入れてみると、ちょっと素敵な一週間になるかも?
易者MIKAKU(未畫齋)がお伝えします。

 

三十六計、逃ぐるにしかず

今回は、「遯」(とん)の卦から得られる指針をご紹介します。

「遯」は、「のがれる」と訓読みします。「遁走」の「遁」と同じ意味です。そんな「遯」の卦が示す運勢は、非常にシンプル。
「逃げろ!」ただ、それだけ。

大きなピンチが差し迫っている。そんな時、この卦が得られることがあります。
たとえば自然災害や、古代中国ならば「馬賊の襲来」のイメージです。
「後ろを振り向いている暇はありません。義理や人情に配慮している余裕もありません。とにかく逃げてください。」そのような運勢が示唆されています。

何も自然災害に限りません。恋愛でこの卦が得られたら、「そんな彼氏とは別れなさい。」のひと言です。
早くしないと、どうにもドロドロになりかねない。DVやらお金の無心やら、ストーカー化やら。そういった危険まで予感させる恋愛です。
未練とか、相手への配慮とか。後ろ髪引かれるものがあっても、申し訳なく思っても、そんなことを考えている余裕はありません。「三十六計、逃ぐるにしかず」です。さっさと一切の連絡を絶つべし。それしかないのが、「遯」の卦です。

 

逃げ方も状況次第 ~ブタのしっぽ~

さて、この「遯」の卦ですが。なぜか「しんにょう」に「ぶた」です。
日本では、「猪突猛進」と言って、真っ直ぐ走るといえばイノシシですが。古代中国では、その親戚のブタこそが、逃げ足の速い動物の代表だったということらしいです。

易には、「爻辞」という「占いの言葉」があります。
「遯」の卦の爻辞は、全てブタをたとえに引用しながら、6つの状況を示唆してくれています。
一番最初に出てくる言葉は、「ブタのしっぽ」。出てくるたとえが、けっこう身近。それが易の特徴でもあります。

6つの爻辞に現れているように、ピンチにもいろいろな状況があります。逃げ方も一通りではありません。冷静に考えることが必要です。

「ブタのしっぽ」という爻辞が得られたようなケースであれば、示唆されているのは「逃げ遅れた状況」です。
こういう時は、「中途半端に逃げ出すよりは、その場に留まりじっとしておく方が良い」とされます。

たとえば、地震があって、その時海沿いにいた。早く逃げるのが一番ですが、「もう後ろから危機が迫っている!」という時には、遠くへ「逃げる」よりも、とにかく近場の高いところへよじのぼる方がいいこともあります。
あるいは、竜巻が家の近くに来ている時など、走り出しても間に合いません。家の中央やトイレに隠れて、じっとしているほうが、安全性は高いです。
時にはそういう柔軟さと冷静さも必要だ、というわけですね。

以上より、今回の卦である「遯」からは、以下のような指針が得られます。
「危機が迫っていることが明確だ。」そんな時には、「逃げる」ことも必要となります。
「逃げる」と決断したからには、後で迷ったり格好をつけたりしてはいけません。見苦しくともとにかく逃げる。それも一つの「心の強さ」です。
意志を固めたら、頭は冷静・柔軟に。危機から逃れるための心構えです。

と、こんな視点はいかがでしょう?

 

時には逃げ出すことも、一つの勇気です。

個別の問題について、指針を提案いたします。
参考になるところがありましたならば、幸いに存じます。

金運:怪しい儲け話からは逃げましょう。
仕事運:開業や新規取引。心惹かれますが、時には逃げ出すことも、一つの勇気です。
就職・転職:ブラック過ぎる職場からは、逃げ出すことも必要です。
恋愛・結婚運:だめんず好きも、ほどほどに。逃げ出すことも検討してください。
家庭:逃げ場がなければ、貝になる。あるいは夫にぶん投げる。時にはそれも必要です。
学問・芸術・趣味:余裕が無いときは、いったん手を止めて休憩を入れてみては?