《お子さん待望、夏休みの到来!~地蔵盆~》こんな視点はいかがでしょう? MIKAKUの易占アドバイス(7月第4週)

初爻には、「無知な者(子供)を啓発するためには、刑罰によって厳しくしつけるべきだ。放任主義はよろしくない。」と記されています。

大衍筮法による易占、4096の卦から得られる、先哲の英知。
取り入れてみると、ちょっと素敵な一週間になるかも?
易者MIKAKU(未畫齋)がお伝えします。

 

地蔵盆(地蔵会)

本題に入る前に、少し宣伝を。
7月30日(土)・31日(日)に、東京ビッグサイトにて。
株式会社エルアウラさんが『癒しフェア』を開催されます!
(私は何もいたしませんが……とか、「いや、Trinity Web見りゃ分かるでしょ」とか。そういうことには目をつぶっていただきたく。)

興味をお持ちの方、お時間のある方、是非いかがでしょう!
詳細は、こちら。 → http://www.a-advice.com/

さてさて。
7月24日は、地蔵盆(地蔵会)であります(旧暦換算で、8月に行う地域も多いそうです)。
地蔵菩薩、特に路傍や街角の「お地蔵さん」の縁日だそうです。
子供の守り神(仏様でしょうか)である、お地蔵さん。
そのお地蔵さんをきれいにして、服も新調して。そして子供の無病息災をお願いすると、そういうお祭りです。

ちょうど子供さんは、夏休みに入る頃合でもありますし。
ぜひ、元気に夏を過ごしてくださいね!

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啓蒙

易で「子供」と言えば、何と言っても「蒙」の卦です。
「蒙」は、「くらい」という意味です。あまり良くない言葉のようにも聞こえますが……。
易では、「何にも知らない、子供のようなもの」というイメージで捉えていきます。

これから知恵や知識を取得して行けば良い、「啓蒙」していけば良いのだから、「先行きには無限の可能性が広がっている」というわけです。

この「蒙」の卦の面白いところは、初爻と上爻とで、全く逆の占いの言葉が示されていることです。

初爻には、「無知な者(子供)を啓発するためには、刑罰によって厳しくしつけるべきだ。放任主義はよろしくない。」と記されています。

上爻には、「あまりに厳格すぎるようでは、かえって幼児に害を与える。外部からの悪い影響を断ち切るようにすべきだ。そうして始めて、親や教師と子供とが心を通わせることができるのだ。」とあります。
厳罰主義はいけない、「本当に危ないものごと」にだけ、目を光らせておけば良い。そういう方針ですね。

ちなみに二爻に付された占いの言葉は、言ってみれば「温情主義」です。

3000年前の親御さんも、お子さんの教育方針には迷っていたのではないでしょうか。
「これでいいと思うんだけど。何だか合っていないようにも見えるし。変えてみようかな……。」
迷って悩んで、易に問うてみる。
そうして、方針の維持に自信を深めたり、方向転換に踏み切ったり。
そういうことが、きっとあったのだと思います。

現代の日本では、多くの情報にアクセスできます。
迷った時、必ずしも易に頼る必要は、無いと思います。

ただ一つ、確実に言えそうなこととして。
「時代や国が違ってさえ、迷いや悩みは共通だった。同じように迷い悩んでいる人がいた。」ということは、事実であろうと。
「私だけ? ウチの子だけ?」と、思い詰めてしまわなくても、きっと大丈夫ではないかなと。
そのように、思うのであります!

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完成品を求めるよりも、男性の育成を。お勧めです。

個別の問題について、指針を提案いたします。
参考になるところがありましたならば、幸いに存じます。

金運:末広がり。
仕事運:「正しい方針を立てる」ことが大切になりそうです。
就職・転職:じっとしがみついてみるのも、一つの判断かも。
恋愛・結婚:完成品を求めるよりも、男性の育成を。お勧めです。
家庭:教育に吉。
学問・芸術・趣味:基礎に立ち返ると、うまくいくかも。

 

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