《五月は「お祭り」の季節》
こんな視点はいかがでしょう? 
MIKAKUの易占アドバイス(5月第4週)

仲間と一緒に、お酒を飲んで楽しみを分かち合う。 これも、いかにもお祭りですよね!
《五月は「お祭り」の季節》<br>こんな視点はいかがでしょう? <br>MIKAKUの易占アドバイス(5月第4週)

大衍筮法による易占、4096の卦から得られる、先哲の英知。
取り入れてみると、ちょっと素敵な一週間になるかも?
易者MIKAKU(未畫齋)がお伝えします。

 

5月は、「お祭り」が多いですね。

風薫る5月。心地よい晴れ間も多く、気温も程よいから……ということは、ないかもしれませんが。
各地でお祭りが行われています。

先週も京都では葵祭、東京では三社祭がありました。
中学校や高校の体育祭や文化祭、大学の学園祭も、5月はひとつの開催のピークですよね。

お祭り。
もともとは、「祭祀」と呼ばれる行事だったと言って良いのでしょう。
易が生まれた古代中国では、祖先を祀る催しでした。
その催しを通じて、血縁の絆を、引いては縁者が暮らしている地域の絆を、確かめ合ったのだそうです。
現代の日本でも、「地域のつながり」という意識は、お祭りの底流に流れる発想ですよね。
学校であれば、生徒達の友情を深める……とまで言うと、青臭いかもしれませんが。
良い思い出のひとつであることは、間違いないところではないでしょうか。

易の中にも、祭り……と言いますか、祭祀に関する記載が時々出てきます。
「祭祀を執り行う」、「祭祀を任される」という表現が多いように感じられます。
古代社会では、祭祀を執り行うのは皇帝(あるいは家長)の仕事であり、祭祀を任されるとあれば、これは大変に名誉なことです。
したがって、「祭祀を任される」という言葉が得られた時には、吉であると解釈することが多いです。

今回は、そんな占いの言葉から。

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結婚に良い運勢と、誠実なお付き合いの象徴。

風雷益  →  風沢中孚

 

今回ご紹介する卦は、「益、中孚(ちゅうふ)へゆく」です。

「益」は、「増す」という意味です。これは「損」(ボランティア)の反対で、上に立つ者が下の者に利益を及ぼす、という意味です。
「益」の卦は、上が風、下が雷を象徴しています。風は従うもの、雷は動くもの。下が動けば、上もそれに応ずるという様子を表しています。
そのため、この卦のかたちを示す言葉は、まさに「疾風迅雷」です。よいものを見たら直ちにそれを学び取り、悪い点があったらすぐに反省すべきである、と言われています。
この卦は、盛運を象徴します。
結婚運について言えば、「ゴタゴタもあるけれど、それを勢いで吹っ飛ばせる」というイメージです。ゴタゴタが大きくなる前に、勢いでまとめてしまう方が良いとされます。

「中孚」の「孚」は、「まこと」と訓読みします。
この卦は、中にある四本が破線(「陰」であり、「うつろ」)です。それが、「内面の虚心」を示すということで、「中孚」。誠実なお付き合いにぴったりの運勢です。
また、上下の口が接するような形、たがいに親しむ形をしていると連想されてきました。
そのため、誠実に話し合いをするようなこと、共同で仕事をすること、誠意をもって親友としてつきあうこと、には吉であると言えます。

明治時代以降は、「口を合わせる情熱のキス」とも言われ、熱愛の相というイメージもあります。
恋愛運には良いのですが、「熱くなり過ぎないように、気をつけましょう」とも言われる卦です。