《GW、まだまだこれから! 憂鬱を吹き飛ばす、発想の転換》こんな視点はいかがでしょう?  MIKAKUの易占アドバイス(5月第2週)

GW前半、だら~んとしてしまった……としても。 それはきっと、必要なことだったのです。

大衍筮法による易占、4096の卦から得られる、先哲の英知。
取り入れてみると、ちょっと素敵な一週間になるかも?
易者MIKAKU(未畫齋)がお伝えします。

 

まだ週末が、残っています。

GWも半ばを過ぎて、「ああ、今年のGWも何もしないで過ごしてしまった……」などとお考えではありませんか!?
いえいえ、まだまだ。
週末が残っていますよね!
今回のテーマは、「発想の転換」です。

こういう言葉を、聞いたことがおありではないでしょうか。
コップに半分の水が残っている時に、「ああ、もう半分しかない」と思うよりは、「おお、まだ半分もある!」と思える方が、何かとトクな性格です! って。

「そうは言っても、こればっかりは性格だしねえ」と思われた方。
では、こういう発想はいかがでしょう?

「コップの残りは半分しかないから、楽しんで飲もう。」
「GWの前半は、必要な休養だったんだ。後半になった今だから、動けるんだ。」って。

と、いうわけで。
今回紹介する卦は、「否、観へゆく」です。

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ちょっと、残念な前半だったかも……

「否、観へゆく」とは、「否」という運気が「観」という運気へと変化していく、という意味を持ちます。
そして、「現状」を象徴する「否」ですが。
これ、易を代表する衰運です。「いなむ」「ふさぐ」と訓読みする、その文字面どおりの運気です。

「否(天地否)」は、上に「天」があって下に「地」があるかたちです。自然でいいんじゃないかと思われるかもしれません。
しかし、天は上に登ろうとする性質を持ち、地は下に降りようとするものです。そのため、「行き違う」「背きあう」ということで、全てがうまくいかない、非常に困難な状況です。国の運勢などを占ってこの卦が出たら、亡国の危機といえるぐらいに大変な運勢です。
「背きあう」ですので、人間関係や恋愛運については、特に最悪とされています。

「今年のGWは、いろいろと遊んだり、片づけしたり、するはずだったんだけどなあ……」という、「見込み違い」。それはまさに、「否」の状態なのかもしれません。

 

その休養は、必要だったのです。反省も後悔も不要です。

このような「否」が、「観」へと変化するというのが、今回の卦です。

「観(風地観)」は、字の通り、「観察する」ことを意味します。
「観」は、上が「風」・下が「地」をあらわします。そのため、地上から吹きわたる風を見るように、あるいは、風が地面のほこりを吹き払った後のように、物事をよく見るのがよい、というかたちを示しています。

そうです、落ち着いて考えてみれば、まだ後半が残っています!
前半で、気力体力が回復しているのです!

「でも、今日までダラダラしちゃったし。予定も計画も、全部なし崩しにして、さぼっちゃった。後半に何かできるなんて、考えられないよ」と、思われましたか?

そんなことはございません。
「否、観へゆく」は、一爻変です。
説明は省略いたしますが……。「特に大切な占いの言葉」が示されているケースです。