大衍筮法による易占、4096の卦から得られる、先哲の英知。
取り入れてみると、ちょっと素敵な一週間になるかも?
易者MIKAKU(未畫齋)がお伝えします。
何かが始まる予感。
各地で桜の花が咲いています。
学校では新入学、職場でも新年度ということで、フレッシュな気分で次に向かう季節となりました。
今回は、そのような気分に相応しい卦を、ご紹介いたします。
(後で、6つの中からひとつを選択していただきますが、その前提であります!)
その卦は、「咸」(かん)です。
以下は、以前、トリニティウェブで紹介した内容ですが……。
「咸」は、「感」とほぼ同じ意味です。心のふれあい、「感応」の意味と、身体的・感覚的なふれあいと、両方を意味します。
また、「咸」には、「みな」・「ことごとく」という訓読みもあります。まさに、全人格的・全身体的な感覚によるふれあいを意味するものと言えます。
さらに「咸」は、衰運から盛運へと向かう「運勢の動き出し」という性格を持っています。
極めつけは、「咸」に付された「彖伝」(占いの言葉・その解説)です。「男がへりくだって変わらぬ愛を誓い、女がよろこんで受け入れる。」という一節(意訳)があるのです。
こうしたイメージを重ね合わせると……
「咸」はまさに、「恋の始まり」を象徴する運気と言うことができるのです。
そういうわけで、恋愛運にフォーカスしてみました。
易の「卦」には、6つの「爻」(こう)があります。
今回は、恋愛運にフォーカスして、爻辞(爻に付された占いの言葉)を解釈してみました。
と、言うわけで。
1~6の数字の中から、ひとつをお選びください!
選んでいただいたところで、結果発表です。
1を選んだ方。 四爻の爻辞をご紹介いたします。
「心臓のようなもの。心の働きは 『思うこと』だ。思うことが正しくあれば、吉。しかし妄想を働かせ、そわそわと定まらないようでは、他の人に感銘を与えることなどできない。『いつもの仲間とつるむだけ』になってしまう。」という言葉が得られました。
恋愛運で言えば、「浮気はNG」ですね。また、「近寄ってくる相手が軽薄な男性という恐れもある」とされる運気です。浮かれすぎないように、じっと相手を見定めるのが良さそうです。
妄想はほどほどに。彼氏を作りたければ、BL趣味もほどほどに、でしょうか!?
2を選んだ方。 初爻の爻辞をご紹介いたします。
「足の親指に感ずる。身体のはじっこが、むずむずする程度。応じようとする気持ちはあるが、まだ微弱。動くべき時ではない。」という言葉が得られました。
恋愛運で言えば、「出会いの可能性あり」です。お付き合いされている方ならば、「まだまだ先は長いかも」です。
初手からガンガン積極的に行くよりは、ゆっくりと関係性を育むのに向いている、そういう時期を象徴しています。