こんな視点はいかがでしょう? MIKAKUの易占アドバイス(12月第5週)

今回は、「復」の卦から得られる指針をご紹介。「復」は「かえる」と読みます。復活、復興といった意味です。春が来るように運気が回復しつつあることを象徴する、未来に希望が持てる運気です。

大衍筮法による易占、4096の卦から得られる、先哲の英知。
取り入れてみると、ちょっと素敵な一週間になるかも?
易者MIKAKU(未畫齋)がお伝えします。

 

一陽来復と冬至

今回は、「復」の卦から得られる指針をご紹介します。
「復」は「かえる」と読みます。復活、復興といった意味です。

易の卦は、6本の横線(「爻」)で構成されています。

この「爻」ですが、「陰・柔(破線)」と「陽・剛(実線)」の二種類があります。

今回得られた「復」の卦は、一番下の爻のみが「陽」で、上にある五本の爻が「陰」である、そのような「かたち」をしています。一本の「陽」が、「下から徐々に上がろうとするかたち」です。

したがって、この卦のキーワードは、まさに「一陽来復」ということになります。

この「復」の卦ですが、時期的にはちょうど今ごろを象徴します。
「一番暗い時期であったのが、徐々に明るさを取り戻してくる」という「一陽来復」です。一年で一番日が短く、これから日が伸びてくる「冬至」を象徴しているというわけです。

春が来るように運気が回復しつつあることを象徴する、未来に希望が持てる運気です。

春のおとずれ_111284282

 

「復」の卦は「かえる」でもあります。

いろいろな物事の「やり直し」にはうってつけの運気です。「今までのことを振り返り、もう一度取り組んでみるのがよい」という運気と言えます。仕事などでも、以前に就いていた職業への再就職などについては吉とみます。

ほかにも、「復」は、「遠くへ去っていたものが戻ってくる」というイメージを持ちます。「往復」です。また、「二度あることは三度ある」というイメージを持ちます。「反復」です。

恋愛運についても、示唆的です。「復」ですので、まさに「復縁」のイメージ。
元彼との復縁の可能性があるという運気です。もう少し広く、以前友人であった人など、関係性が復活したところにご縁の可能性を見て行きます。

「これから明るくなっていく」という良い運気ですが、まだまだ「陰」の方が勢いが強いですので、一気に明るくなるという訳には行きません。「往復」です ので、前進しては後退し、その中で少しずつ前に進んでいくようなイメージです。無理をせず、いったんエネルギーをためて動き出すとよい、そう言われています。