こんな視点はいかがでしょう? MIKAKUの易占アドバイス(11月第4週)〜「師之蒙」〜

大衍筮法による易占、4096の卦から得られる、先哲の英知。 取り入れてみると、ちょっと素敵な一週間になるかも?
こんな視点はいかがでしょう? MIKAKUの易占アドバイス(11月第4週)〜「師之蒙」〜

大衍筮法による易占、4096の卦から得られる、先哲の英知。
取り入れてみると、ちょっと素敵な一週間になるかも?
易者MIKAKU(未畫齋)がお伝えします。

 

戦争だ!

今回は、「師之蒙」(師、蒙へゆく)の卦から得られる指針をご紹介します。
「師」の中に「蒙」が包み込まれている、という運気を示すわけですが……。

メインの運気となっている「師」の卦ですが、これは、ひとことで言ってしまえば「戦争だ!」です。
この卦が得られた時は、戦争のような緊急事態にあたっていることが多いのです。必ずしも悪いとまでは言えない運気なのですが、とかく争いごとが起きがち。勝利を得るまで、徹底して事に臨むことが必要となります。

「師」の卦が得られた時に取るべき指針とは、これもまさに戦争の心構えです。具体的には3つ。「(戦争を任せる)指揮官には適任者を得ること」「決断は速やかに行うこと」「一度決断したら、最後まで貫き通すこと」です。

ボクササイズをするセルビア人女性56

 

啓蒙・教育

「師」に内包されている、サブの雲気が「蒙」です。
この「蒙」ですが、「くらい」と訓読みします。「先行き不透明」な運気です。

もっとも、ここで言う「くらい」の意味は、「幼児のように『物事に明るくない』」というイメージです。幼い子供ですから、「先行き不透明だが無限の可能性もある」というのが「蒙」なのです。卦が得られた時点ではいま一つでも、将来の発展には期待できます。

この卦に付されている占いの言葉は、大きく分けると二種類です。「これから先生について物事を習おうとする幼児の心掛け」と、「幼児に物を教えていく親や先生の心掛け」と。その二つをたとえとして、運気についての説明をしているのが、「蒙」です。

 

「なっていない人」への向き合い方。

なお、今回は、易占の用語で「一爻変」と言われる卦で、特に意識すべき爻辞(占いの言葉)があるとされるケースです。ひと段落して、結果が出た時分をイメージしていただきたく……。

「師」の卦の中にある、その占いの言葉を、意訳ですが、紹介いたします。

「戦争が終わり、論功行賞の時間だ。天子は功績があった者を諸侯(大名)にしたり、大臣にしたりする。しかし、いくら功績があったとしても、人間がなっていないような者は、こうした地位につけてはいけない。やがて国が乱れてしまうから。」という言葉です。

「一爻変」の卦の場合、「師」の卦に見られる「特に意識すべき爻辞(占いの言葉)」に対応する爻辞が、「蒙」の卦にもあります。
「(思い上がった)子供に対しては、いくら教育だと言っても、あまりに厳しくすべきではない。成長を損なってしまう。むしろ、外部からの悪い影響を防いであげることについて、厳格になるべきだ。そうすれば先生も子供も、気持ちがうまく通い合うだろう。」という言葉です。

タブレットと男の子1

 

今回は、教育の方面で……。

「師、蒙へゆく」には、いろいろな意味があります。お悩みやご相談ごとに、クローズアップすべき側面は、多様です。

今回は、一例として、以下のような指針をご紹介しようと思います。

「子供が頑張って結果を出した。偉いぞ!だけど、少し天狗になっている。」そんな時、「頭ごなしに叱りつけ、一切褒めない」のは良くないかも知れません。「頑張ったことは褒めてあげる。悪いことをしたら叱る。」そうしないと不公平ですよね。

褒めるところは褒める。きちんと評価する。だけど、その褒め方にはいろいろな工夫を。言葉でしょうか、ご褒美でしょうか、場合によっては大人扱いをしたり、次の課題を与えたり。

叱り方にも工夫が必要です。全否定、頑張りや結果まで否定されては、立つ瀬がありません。天狗になる、その要因をしっかり見つめて除去してあげる。そういうやり方も、きっとあると思うのです。

「師、蒙へゆく」からは他にも、「頑張って会社を大きくした。さあ、みんなと成果を分配だ。私は社長、君は副社長。あの人は……頑張ってくれたけど人間がなあ……。」というケースなどで、「権力ではなく金銭で報いる。誰よりも厚く。人柄については、こちらで盾になってかばってあげる。」という指針を引き 出すこともできます。

と、こんな視点はいかがでしょう?

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最後の「締め」が大切です。

個別の問題について、指針を提案いたします。
参考になるところがありましたならば、幸いに存じます。

●金運:回収して初めて、結果になるのです。
●仕事運:最後の勝利を収めるまで、気を緩めてはいけません。
●就職・転職:最後の面接こそが勝負です。
●恋愛・結婚運:恋は戦争!というケースもあります。受け身ばかりはお勧めできません。
●家庭:褒め方、叱り方、難しいですよね。
●学問・芸術・趣味:仕上げに要注意。

 

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