【勝者のフィルターを通した歴史観について】
歴史とは、過去に起こったことであり、
その歴史書を作る、編集していくのは、
後世に生きる人々であり、
時代が変わる時には、歴史を勝者、支配者側が、
都合よく、塗り替えてしまいます。
必ず、支配者は、良い人物となり、
支配される側は、悪い人物として、わかりやすく、描かれます。
そんなフィルターを通して、編集されている歴史を、
信じて、私たちは、学んできているわけです。
そのことに気付いたら、
支配された側の意見、負けた側の意見も、
取り入れていかないと、真実は見えてきませんよね。
私は、琉球王朝時代は、平和な時代であったと思って伝えていますが、
平和な時代を築くために、戦いもあったことは、事実です。
また、第二王統は、クーデターが起こり、出来た新しい王統でもあります。
しかし、様々な戦いから、学び、
これからは、平和な時代を築いていくという気持ちが、
琉球王朝には、流れていると思ったのです。
それは、人々の意識の中に、
受け継がれているもので、
いくら、支配されても、侵略されても、
残っている意識なのだと感じます。
また、歴史や、人物を観る時に、フィルターを外すというのは、
とても、大切なことだと思います。
この人は、こういう人、この国は、こういう国と、
レッテルを貼り、決めつけると、
真実が見えなくなります。
どんな人にも、国にも、歴史にも、
360度の自由な観方があります。
例えば、敵だったら、悪く言うのは、当たり前ですし、
味方だったら、褒めたり、良いところを伝えたりします。
国も、他国から見れば、あんな国のどこが良いの?
と思っていても、
実際に、その国民は、良いと思っているかもしれません。
観方を、押し付けるのは、
その関係にひずみを生んでしまいますよね。
興味を持ってみる、他の視点から、観てみる、
違う人の意見も聞いてみるなど、
歴史だけでなく、物事について、オープンになっていく時代が来ています。
あらゆるものが見直されて、
認識が変わる、そんな面白い時代に突入しています。
【沖縄の遺跡発掘は日本人のルーツを探るすごい発見!】
実際に、私も、数年前に訪れた場所です。
http://www.gangala.com/excavation/
ガンガラーの谷と言います。
サイトには、このように説明されています。
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日本人のルーツ? 港川人
港川人とは、沖縄県南部の石灰岩採石場で
1970年に化石人骨として発見された人類です。
発見された4体の内、港川人1号と言われる1体は、
人骨は頭の先から足の先まで骨が揃い、保存状態が非常によく、
現代の私たちに多くのことを教えてくれています。
(中略)
では、私たちの祖先はどのような経路で日本に辿り着いたのでしょうか。
港川人の発見は、日本人のルーツを握る重要な手がかりとなっています。
この地沖縄で暮らしていた港川人が、海を越え日本本土に渡り、
日本人の祖先となった可能性があります。
遠くアフリカから沖縄にたどり着いた先人たちは、
この地沖縄を飛び出し、また北へと向かう旅を続けたのではないでしょうか?
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ということは、琉球人は、海を渡って来ていないということになり、
むしろ、日本人のルーツである可能性が出てきているのです。
琉球王国は、薩摩藩に侵略されて以来、
先祖は、日本からやってきたということにされて、
先祖のルーツまで、奪われてしまっていた歴史があります。
沖縄本島のさらに、南の八重山諸島、石垣島でも、さらに、古い人骨が発見されました。
沖縄の土地は、石灰岩でアルカリ性土壌になっているので、
保存状態が良かったそうです。
今、さらに、古いものも、出てくる可能性が高まっています。
そして、新しい発見があったとしても、
歴史の教科書を、ほんの少し変えるということは、
簡単には出来ません。
これからの未来を担う、子どもたちが、
自分の心で、歴史をとらえて、
自由に、想像し、インスピレーションで感じらえるような歴史の勉強が、
出来るように願っています。
少なくとも、大人は、今から、認識を変えて、新しい発見にオープンになれば、
今まで習ったことに縛られることなく、
意識を変えていけると思います。
【歴史観を変えるためのメッセージとは?】
自分の価値を認めることが、
基盤となります。
まずは、自分の価値を見直してみてください。
自分のルーツや、自分の能力など、
どんなに価値があるものなのか、
まだ、私たちは、知りません。
他者と比べることで、自分なんかと思って、卑下すると、
先祖まで否定してしまうことになります。
自分がいるのは、命が繋がっている、おかげで、
この国に生まれたこと、地球からのサポートのおかげ。
そう思うと、いかに、自分が価値ある、存在なのか、
感じることが出来ると思います。
そこから、もう一度、歴史を見直してみたり、
この世界を観てみましょう。
きっと、新しい発見があるはずです!
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