幸福を招く脳内ホルモン、心のデトックス「セロトニン」の使い方

好きな人の前に出ると胸がドキドキして、食べるものも喉を通らなくなる。これは、恋に落ちた時に分泌されるPEAというホルモンの作用なのです。このホルモンの一つにハッピーホルモンと言われる「セロトニン」についてご紹介しましょう。

リズム運動をする

セロトニン神経は、継続的なリズム運動によって鍛えることができます。

ウォーキング、サイクリングなど、毎日、30分だけでもリズミカルに体を動かす事です。毎日、リズミカルに体を動かしていると、セロトニン神経が活性化し、沢山分泌される状態を維持できるようになります。

セロトニン神経をきたえるリズム運動には、5つのポイントがありますので以下で紹介します。

●30分程度続けること
セロトニンの放出は運動を始めて20~30分でピークに達します。

●運動の種類は何でもよい
ある一定のリズムで筋肉の緊張と弛緩を繰り返す運動ならば、どんなものでもOKです。
ウォーキング、ジョギング、サイクリング、ダンスなどもリズム運動に含まれます。

●軽い負荷であること
軽い負荷のリズム運動がセロトニン活性化に一番適しています。
運動をしていて何か物足りなくなったら負荷を少しずつ上げていく程度。

●集中すること
せっかくリズム運動をしていても「ながら運動」では効果半減。
重要なのはリズム運動に集中すること。すると効果的にセロトニン神経が活性化されます。

●継続すること
リズム運動は一日や二日で目に見えるような効果は出ません。
まずは3ヶ月を目標に、リズム運動を継続してください。3ヶ月後にはきっと実感できるはずです。

ウオーキング

 

意識的に呼吸をする

意識的に腹筋を使ってする呼吸で、セロトニン神経を活性化させることができます

セロトニンを増やすには、腹筋の収縮を意識的におこなって、肺から空気を出す呼吸です。リズミカルに腹筋を収縮させたり、緩めたりを繰り返します。

以下の手順で、意識して腹筋を使い呼吸をします。

下腹部に意識を集中させる
腹筋を使って、息を吐ききる
息を吸うときは鼻から吸う
再び腹筋を使って、息を吐く
※ 息を吐く時間は吸う時間の1.5倍~2倍の長さになるようにすることがポイントです。

呼吸