夢を実現させるピグマリオン効果と夢ノート

子供の頃から、ACミランの背番号10をつけるという夢を持ち、実現させた本田佳祐選手。彼のお話しで有名になった「夢ノート」。ある意味、自分はできるという自己暗示をかけるということでもあります。

 

脳はリハーサルをする

例えば、梅干のことを考えてください。酸っぱさを思い出して、唾液が出てきます。

また、恋愛ドラマのことを考えてください。暖かい気持ちが沸いてきます。

このように私たちの脳は実際に体験していないことを現実のこととして捉えているのです。補足すれば、経験でも想像でも、同じ神経回路を使って処理され、各器官に指令が出されるのです。

まさに、この意味では、実際に行わなくてもリハーサルを重ねることが出来るのです。

例えば、あなたが、将来的にスイーツのお店を出したいと考えている場合。

どのような資格をいつごろまでとって、どこの店で修行をして行こうか。お店は、どの土地に構えて、どのくらいの大きさにして、どのようにスイーツを売り物にしていこうか。スタッフにはどういう教育をしようか。お店を出すときのお金はどうしようか。

このように、こんな時にはこうしよう、こんな障害があった時にはどうしよう。こういうことをしなければならないというように課題や夢が具体的に見えてきて、リハーサルをすることができます。

このように、しっかりした夢があれば、実際に行うことなく、お店を持つリハーサルが出来るのです。そして、そのリハーサルを行うことでワクワク感が出てきますので、モチベーションも高まります。

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ノートに記録する理由

しかし、人間は忘れやすいもの。

脳はせっかくのリハーサルも忘れてしまいます。これに対して、考えたことは、しっかりとノートに記録しておくことです。これが本田の夢ノートの効果です。心理学的にも、考えを可視化するということは、頭の中を整理するとともに、記憶を促進しますので、ぜひ行いたいものです。

そして、このようにしていけば、ピグマリオン効果を自分のモノにすることが可能になります。つまり、ピグマリオン効果というのは、周囲の指導が重要ですが、このように、夢ノートを使った方法でも利用ができるということです。

ダイエットや禁煙、学習でも同じです。夢ノートを書きましょう。

Webサイトにも夢ノートのことが書かれていますが、具体的に、現実的に、期限を明確にすることが必要だとしています。目標を何回も書いていくことと、自分の考える夢や不安など、その時の考えを書き上げていくことも重要です。

ただし、一挙に目標を達成しようとせず、段階的に何を行うべきかという小目標を立てていく必要があります。例えば、本田選手の場合、大目標は「ACミランの背番号10」ですが、子供の頃は「次の試合で〇点取る」ということになります。課題を一つずつ解決していくことです。

ダイエットも、今月は〇kg、来月は〇kg、その次は〇kgという達成可能な目標を立てることです。

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