夏の肌を美しく神秘的に彩ってくれるメヘンディ

幸運を呼び寄せながらも、夏のオシャレにもなるメヘンディ。成分に注意して健康的に美しく楽しんでくださいね。
夏の肌を美しく神秘的に彩ってくれるメヘンディ

【祝い事のために描かれるメヘンディ】

「夏は肌の露出が多くなる季節」。だからこそ、出来るファッションというものがあります。そのひとつが「タトゥー」。世界的に見るとタトゥーは、一般的なファッションであり、その起源も「魔除けや幸運を祈願するためのスピリチュアルなもの」ですが、日本では悪いイメージが先行しているだけでなく、肌に一生残るということを考えると、なかなかチャレンジする勇気が出ない、という方も多いでしょう。

そんな方にオススメしたいのが「メヘンディ」。こちらはヒンドゥー語で「ヘナで肌を染める」といったようなことを意味します。日本ではまだまだ一般的ではありませんが、インドでは「お祭りや祝い事にはメヘンディは欠かせないもの」となっています。

 

【幸運を司る女神に愛された植物】

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メヘンディで使われるのは「ヘナ」という植物です。こちらは、インドや西アジア、北アフリカといった「熱帯地方に育つ植物」ですが、この葉を乾燥させて粉にしてから、水に溶いて使います。ここに含まれている色素は、「タンパク質に絡みつく」という特性があるために、「皮膚や髪の毛などに色をつけることが可能」なのです。

日本では、ヘナの色合いが濃い茶色であることや、頭皮を健康に保ち髪の毛を保護してくれることから、白髪染め及びトリートメントの一石二鳥効果を持つものとして、髪の毛を対象に使われることが多いのですが、古代から髪の毛だけでなく、様々な場所を染めるために使われていました。例えば、「クレオパトラなどは爪をヘナでマニキュアのように染めていた」という記録が残っていますし、前述したインド以外でも、中東や北アフリカなどでは伝統文化として残っています。

ちなみに、インドではヘナを「ラクシュミーに愛された植物」としています。ラクシュミーとは、ヒンドゥー教の「美と豊穣、幸運を司る女神」。最高神であるヴィシュヌの妻であり、その美貌から多くの神を虜にしました。仏教では吉祥天と呼ばれ、今でも多くの地域で信仰されています。

 

【魔を退け幸せをもたらすヘナの力】

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そんなラクシュミーに愛されたヘナは、魔を退け幸せをもたらしてくれると考えられ、インドでは結婚式の前に「メヘンディ・ラート」と呼ばれる儀式が行われます。これは、「花嫁の手足にヘナでびっしりと模様を書き込む」というものであり、綺麗に色がでるほど幸せになれるとされていました。

インドでは精緻な絵柄をびっしりと描きますが、夏のファッションとして楽しむ場合はワンポイントで小さく描いたり、アクセサリー感覚で描くことをオススメします。外見はタトゥーのように見えますが、「10日程度で薄れて消えてしまいます」ので、気軽に試すことが可能です。

 

【メヘンディをスピリチュアルなファッションとして取り入れる】

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一般的なタトゥーでよく使われる「トライバル」というデザインがあります。こちらは「部族」といった意味合いがあることからもわかるように、太平洋諸島の部族が自らのシンボルとして産み出したものでああり、「儀式や戦などで守護や勝利を願う」というスピリチュアルな力が秘められたものです。メヘンディは精緻な絵柄がかけるといっても、通常のタトゥーのような写実的な絵を描くのはちょっと難しいので、トライバルのような「シンプルでスピリチュアルな力が込められたデザインを選ぶ」といいでしょう。

また、ちょっと面白い使い方としては、デザインではなく「アクセサリー感覚で指に輪を描いてみたり、手首や足首に鎖を書き込む」というもの。こちらは一見するとアクセサリーをつけているように見えますので、より「気軽にチャレンジできる」というメリットがあります。

そもそも、ヘナ自体に「幸運を引き寄せ、魔を退けるという力」があるので、デザインにこだわらなくても、その力を享受することが可能です。最近ではワンポイントのメヘンディを行ってくれるサロンなども増えてきているので、興味を持たれた方は探してみてください。

 

【メヘンディをする前に、チェックしておくべき点】

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ただし、メヘンディを行う場合、ひとつ注意点があります。本来のヘナは前述したように植物由来のものであり、天然の染料ですが、近年では「ヘナ」という名前がついているにも関わらず、「化学染料を利用したもの」が登場しています。これらは「ブラックヘナ」や「カラーヘナ」などとうたわれていますが、化学物質が含まれており、それによって「強いアレルギー症状を引き起こしたり、最悪の場合はケロイド状となり跡が残る可能性」すらあります。まだ、含有されている化学物質の種類によっては「発がん性がある」ものも存在するということですので、これらのものを直接肌に塗るのは「とても危険」です。

ヘナは濃淡はあるものの、基本的に茶系統の色しかだせません。それこそが「天然である証拠」ともいえますので、色に惑わされずに、化学物質が含有されたものに手を出さないように注意しましょう。また、メヘンディを行う前に、「天然由来なのかどうか、着色するまでに1時間以内といった短時間で終了しないか、色はどのようにでるのか」を確認しておくといいでしょう。天然のヘナは着色までに少なくとも「数時間」はかかりますし、色は前述したように茶系しかでませんので、それ以外の答えがあったら注意が必要です。

 

幸運を呼び寄せながらも、夏のオシャレにもなるメヘンディ。成分に注意して健康的に美しく楽しんでくださいね。

 

Mehndi to become a fashionable summer.
Henna lead to good luck dismissed the daemon.

 

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