神々の履歴書12回 日本の神様と古代オリエントの神々——②八坂神社とカッパドキアの地下神殿

「いったい、この赤い糸は何?」 なんと、そのルーツは古代エジプトにありました。

水の召喚を司る、大いなる地母神・イシュタル

ビジョンの続きをみてみましょう。

水盤の後ろに大きな彫刻が立っています。

エフェソスのアルテミス像のような、おっぱいの沢山ある女神の彫刻です。
僧たちはこの像に祈っていたのです。

この水盤を主催しているのは、この女神です。
彼女こそが、この水の召喚の呪術(魔術)を司るご神体なのです。

「アルテミス?」いいえ、「アフロディテ?」いいえ、「イシュタル?」たぶん……

トランスに入っている、クライアントが答えました。
それは「イシュタル」といわれていたようでした。
女神の容貌からして、何かの地母神であることは間違いないように思います。

呪術(魔術)には、かならず力の源となるエネルギー体があり、牛頭の神様を召喚する力の源は、この女神です。
牛頭の神様は、おそらくこの女神の眷属(神様の使い)にすぎず、根本となるエネルギー源はこの女神様なのです。

この水盤からは、牛頭の男以外のものも召喚されていました。

水盤から、双頭のヘビが召喚されました。
この蛇は、生前は金髪の女性である神殿の巫女でしたが、神殿が襲われ、殺されて式神にされてしまったとのべました。
牛頭に限らず、いろいろ召喚できるようです。

いったい、この水盤はどこにつながっているのでしょうか?

この水は、冥界と繋がっています。
地下から湧いて出る水は、この世と、地底の世界=死者の国・冥界をむすぶ道筋なのです。

彼らは、地下から湧いて出る水を使って、冥界の霊体を召喚していたのです。
女神は、「冥界を司る女神」で、日本でいえば、イザナミ神のような方でしょうか、その当時のトルコではなんといわれていたのかは、それはわかりません……

本来は、この儀式には、天然の地下水(泉)が用いられたのですが、それが転じて、手水鉢など人工的な水も儀式として使われるようになったのです。

京都のお話のルーツは、ここにあったのです。

 

古代の中近東は多神教の世界

「でも、ダビデ王はユダヤの王様だから、冥界の女神を崇拝しているなんてヘンでしょう?」「ユダヤ教は一神教ですよ。」といわれるかもしれません。

ユダヤ教が一神教として成立したのは紀元前4・5世紀ごろといわれています。
これは、私の経験とも一致します。

実は、ダビデ王以外にも、旧約聖書の登場人文の方々が、複数のクライアントのビジョンに現れたことがあるのです。

彼らは、日本の神社に祀られています。
更に、面白いことに、たいてい、彼らは、生前特に信仰していた神様と一緒に祀られているのです。
同じ神社か、近くに、その神様を祀る別の神社やパワースポットがあるのです。

そこからすると、ダビデ王の近くには、冥界の女神イシュタルが祀られているはずです。このお話は近々することとしましょう。

古代のユダヤ人は、イシュタルも、バールも、アテンも、アメンも、なにやら有難そうなものは、いくつも並列して祀っていたようです。
その中で、自分の守護神、契約の神様があり、ダビデ王は牛頭の神様と特に深い関係だったと思われます。
でも、息子のソロモンは、別の神様と契約しています……そう、親子といえども、契約の神は人によって違うのです。

お父さんは、八坂神社の氏子で、息子は北野天満宮の氏子みたいな感じでしょうか。
この感覚は、一神教の方よりも、八百万の神の多神教徒、日本人のほうがピンとくるかと思います。

 

魔術者と使い魔を結ぶ赤い糸

「アテン、アメンって? エジプトの神様でしょう?」「なんでエジプトの神様が、イスラエルで祀られているの?」

私も、最初は不思議に思いましたが、よくよく考えてみれば、古代のイスラエルの位置関係は、ちょうどメソポタミアとエジプトの中間くらいの位置関係になるので、不思議ではないのかもしれません。
二つの文化は、大いに交流があったのです。

エジプトの神々も、旧約聖書の方々やメソポタミアの神々同様、日本の神社に祀られています。このお話も近々するとして、

実は、カッパドキアのビジョンでも、エジプトと関連する場面が出てきました。

カッパドキアの修行僧たちは、この牛頭の神を使い魔(式神)としても使っていました。

身分の高い人を暗殺するために、牛頭の神が待ち伏せしています。
手には、たくさんの赤い糸が繋がれており、糸の先には風船のように、たくさんの死者の魂が繋がれています。
馬が通りかかると、牛頭の命令の下、この魂たちが馬に襲い掛かり、馬ごと転倒したのです。

「いったい、この赤い糸は何?」 なんと、そのルーツは古代エジプトにありました。

神々の履歴書13回 日本の神様と古代オリエントの神々——②天橋立の龍と古代オリエント につづく

マユリ

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