アロマやパワーストーンはどうやって選ぶのですか? パワーストーン編(後半)

くれぐれも呪術をもてあそぶような危険な真似は慎むべきです。

リーディングをすると、彼女の家は、式神がうろうろしています。
その時は、退院して家で寝ているお父さんに巻き付いていました。

「お父さんのことが嫌い?」
「父は、怒りっぽいところがあって、苦手ではあったけど、そうはいっても親なので…… 数年前、父が母に手を出そうとして、それを止めに入った私が、叩かれたことがありました、でも、手が出たのはその時だけです」

式神は、しばしばその人の心のままに動きます。叩かれると腹が立つのは人情です。その感情が式神を動かしたのです。もちろん、意識していなくとも、潜在意識が式神を動かすことは、「神々の履歴書10回 前世の因果で結婚できない人」でも、お話いたしました。

彼女の深層心理の感情をうけて、式神がお父さんを攻撃したのです。
このお式神は、頭部のあたりを飛ぶ傾向があるので、頭を攻撃したのでしょう。

魔除けのシステム=強い霊体が弱い霊体を駆逐する

なんで、石に式神が入っていたのでしょうか?

彼女は普段からよく邪気をもらってくるので、「身を守る魔除けの石」ということで、そのペンダントを買ったとのことでした。

除霊のやり方の中に、より強い霊体を呼んできて、弱い霊体をおっぱらってもらうというやり方があります。神様なり、魔物なり、怨霊なり、よりパワフルな霊体に、そこいらの霊体をおっぱらってもらうのです。このやり方をすると、もといた弱い霊体はいなくなっても、かわりに強い霊体がやってきて離れなくなります。最悪の場合は、元いた霊体も祓えず、もう1体霊体がふえるのです。

彼女の魔除けの石も同じ理屈です。
石の中に、魔物を入れることによって、そこらの霊体から彼女を守ってもらおうということなのでしょう。

分かっていてか分からなくてか、誰かがそのペンダントに式神をいれたのです。だから魔除けの石なのです。

「わかっていてか……」というのは、彼女に売った人も、「この石は魔除けの石だよ」と教えられたものを、単に売っていただけかもしれません。でも、どこかで誰かが何かしないと、勝手に石に式神が入ったとは考えにくいのです。

入れた本人も、自分が何をしているいのかよく分からずに、機械的に呪文をとなえて、入れたのかもしれません。
儀式の手順が正しければ、意味が分からなくともできなくはありません。

でも、何らかの召喚術をほどこしているはずです。

 

呪術をもてあそぶのは危険

式神を使いこなすには、それ相応の霊力が必要です。
鍛えられた精神力と体力、そして、呪術の知識が必要なのです。
彼女のように、なんの知識もないものが、扱えるものではありません。

式神と術者は、猛獣と猛獣使いのようなもので、操るだけの霊力がないと、かえって食いやぶられることも多いのです。

くれぐれも呪術をもてあそぶような危険な真似は慎むべきです。

にもかかわらず、つい先日も、別の方が「魔除けの石を買ったのだけど、1回つけただけで、なんだかつける気がしなくって……」といって、ブレスをおもちになりました。

カバンから出した瞬間、頭痛がするような強烈な魔物入りブレスでした。

さっきのペンダントは、カバラ系の式神(日本の陰陽道や一部の神道も、カバラの影響をうけているのでそちらかもしれませんが)でしたが、こちらは別の系列(東密や修験道、一部の神道)の式神(使い魔)です。

今、こういう霊体入り、パワーストーンが、流行っているのでしょうか?

呪術の心得のある方が使うにはよくとも、彼女たちは、霊体がはいっていることすらわかっていません。
むしろ、体調不良とか、様々な不都合を引き起こしています。

なぜ、こういう特殊な呪術を施した石が、一般の人々に、そうとは知らせずに出回っているのでしょうか。

皆さんも、石を買うときは、くれぐれも気を付けてくださいね。

クリスタルセラピストとしては、「石をまるで霊体を入れる器」のように扱われるのはあまり気持ちのいいもではありません。
石も、嫌がっているように感じます……

くれぐれも、大自然の恵み、宇宙から降り注いだ光の結晶、聖なる光が大地の中で結晶化した輝ける光の塊・パワーストーンそのものを、楽しんでいただきたいものです。

マユリ

 

 

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