神々の履歴書 第6回 京都の神様と旧約聖書〜続・神様にお願いする方法

彼女は、無意識に、神様の語り掛けに応じて、言われるがままに実行しました。 私はこれを無意識のチャネリングと呼んでいます。

 

八坂神社と秦氏

「はい?」「誰?」

当時の私たちには、この名前は、あまりにも突飛でどう解釈していいのかわからず、とりあえず八坂神社(牛頭大王は八坂神社のご神体です)について、ググりまくりました。
インターネットとは何て便利な代物なんでしょう!

当時まだスマホはなかったのでPCで、「八坂神社は、秦氏という渡来人(中国系)が建てた神殿で、彼らは中央アジアからやってきたユダヤ系の人々」という記載をみつけました。
当時の中国ならば、シルクロードをえて、ユダヤ系の人々が移住していても不自然ではありません。なるほど、それならばありえることかもしれません。

秦氏が創設した神社の一つに大避神社というのがあり、大避とは中国語でダビデをさすとの記載もありました。
ダビデ、そう、この獣頭人身の神様が名乗った名前です。

彼は、本当に目も覚めるようなハンサムで、「何も契約で娘をもらわなくとも」生前はモテモテだったはずです! その上権力者だったわけですから、古代の王にもれず大ハーレムの持ち主だったに違いありません。
それでも、まだ娘を所望するとは、よほど女好きだったのでしょうか……そういえば、八坂さんの前庭は祇園で綺麗どころいっぱいです。
なるほど、ちょっと享楽的な人物だったのかもしれません。

 

水の召喚と木嶋(このしま)神社

秦一族の創設した神社に、木嶋神社というのがあり、その中に三重鳥居で有名な、元糺の池(もとただすのいけ)があります。

(元糺の池と三柱鳥居/画像提供・ウィキペディア)

ネットに、秦氏はネストリウス派キリスト教徒(景教)で、この三重鳥居は三位一体を表しているという説がありました。
景教徒かどうかはしりませんが、元糺の池は、恐らくは「水の召喚」に使われたのではないかと思います。

というのも、この神社ではありませんが、水の中から霊体が出てくるビジョンは、何度も見たことがあります。
霊体は、池や、井戸など、水の真ん中あたりから出てきます。
水は、泉など湧き水が最適ですが、噴水や水盤など人口の水でも、召喚は可能です。
更に、三角形を書くと、重心の真ん中あたりにエネルギーが集まり、召喚しやすくなります。
三角形を二つ重ねると、より強力に重心にエネルギーが集まります。
つまり、六芒星です。

この水の召喚のビジョンは、日本以外にも、古代のオリエント(エジプトやメソポタミア、東地中海沿岸)に関するビジョンで時々みかけますが、そのことは、また別の機会にお話します。

 

庭の手水鉢と水の召喚

さて、ちょっと思い出してください。

この神様登場の、そもそもの始まりは、「婚活がうまくいかない理由を教えてください」と問うたときに、着物の女性が満月をみて、「ここに池があって月が映れば、なんて風流なんでしょう!」と思いついて庭に水盤=手水鉢を設置したビジョンです。

一見、婚活と無関係なこのビジョンは、いったいどういう意味があるのでしょうか?
なぜ彼女は、手水鉢を庭に設置したのでしょうか?

霊体は、人の無意識層に語り掛けてきて、人の心を操つります。

「月が映ると風流だわ」は表向きの理由で、実は、牛頭の神様が「彼女の無意識層に語り掛け、手水鉢を置くように命令した」のです。
彼女は、無意識に、神様の語り掛けに応じて、言われるがままに実行しました。
私はこれを無意識のチャネリングと呼んでいます。

庭に設置された手水鉢は水の召喚のアイテムです。
夜になると、この手水鉢から、牛頭の神様が現れます。
つまり、この神様が契約者である彼女のところにやってくるために、道筋を作らせたのです。

手水鉢を設置するビジョンは、一見すると「婚活がうまくいかない理由」と何の関係もないようみえましたが、実際は「契約者である女性が、契約した神様を彼女の家に召喚するツールを設置した」というビジョンだったのです。

 

なぜ美貌の男性は、死後、人外の存在に変化したのか?

さて、話をイケメンの神様に戻しましょう。
牛頭の神様は、かつては人間であり、生前は目も覚めるようなイケメンでした。
いったい全体、なぜ、牛頭人身の姿になってしまったのでしょうか?

神々の履歴書第4回続・神様にお願いする方法で、もう一つの獣頭人身の神様について書きましたね。
覚えていますか?

その神様と契約すると、生きている間はなんでも叶えてくれます。
見返りは、死んだ後、その神様の一部になることでした。

そう、死んだ後、神様の一部になるということは、その神様と同じ形になるということなのです。
同じ形の牛頭となって、その眷属(お使い・家来)として働くのです。

イケメンの男性は牛の頭をしていますから、生前、牛の神様と契約したはずです。
古代オリエントの牛の神様といえば、そう! バール神です。
彼も、生きている間は、平清盛のようになんでも願いを叶えてもらい、栄耀栄華を極めたのかもしれません。

こういうともしかしたら、気を悪くされる方もいるかもしれません。
これは単にビジョンで見ただけのことで、考古学的な根拠があるわけではないので、どうか気にしないでくださいね。