松田有真の地球に感謝!
もう一度訪れたい! 全国感動の秘湯・名湯・温泉宿 ~山形県米沢市「白布温泉」湯滝の宿「西屋」~

毎分500リットル近くのお湯がこんこんと溢れ出す豊富な湯量の滝湯風呂。 湯船は一枚岩を削りだして作られた御影石の湯船で、創業以来今なお現役です。
松田有真の地球に感謝!<br> もう一度訪れたい! 全国感動の秘湯・名湯・温泉宿  ~山形県米沢市「白布温泉」湯滝の宿「西屋」~

【紅葉の季節、ろうかん翡翠の宝石と初めての米沢の地へ……】

2014年の誕生日がやって来る少し前、私は、所用で山形県の米沢市を訪れました。

山の木々達が一斉に色づき始める頃。
山形新幹線に乗り、私は、自身にとって初めてとなる米沢の地へと向かいました。

米沢来訪の目的は、石のお仕事の関係で、お客様よりご注文を頂いた翡翠の宝石をお届けする為です。

その時、お客様の元へお届けする事になった、翡翠のジュエリーは、今でも忘れることが出来ません。
何故ならば、その翡翠は「ろうかん」と呼ばれる、鮮やかな緑色をした極上の「翡翠」を用いた、私も初めて見るクオリティーのものだったからです。

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↑ろうかん翡翠の見本(※画像はイメージです)

大きさも見たことがない位の立派なサイズ。石を眺めていると、まるで吸い込まれてしまうかのような、ハッとする美しさのネオングリーン色をした「ろうかん翡翠」を使用したペンダントでした。

眩いばかりの「ろうかん翡翠」の下に、同じくTOPグレードのクオリティーの、一段と大きな翡翠の彫刻プレートを組み合わせ、石の周囲には、ダイヤモンドやルビーを幾つもあしらい、プラチナのフレームで装飾した豪華なデザインのペンダント。

男性のお客様。この豪華なペンダントを下げるチェーンも、圧倒的な存在感のペンダントトップに負けない位、太いプラチナのチェーンで組み合わせ、まるで、王様が身に着けるような作品に仕上がりました。

元々、「ろうかん翡翠」は産出量が非常に限られていて、非常に高値で取引されている宝石です。価格は、ここではお伝えできない程の価格です。

二度と同じものを用意することが出来ない為「何かあってはいけない」と、その翡翠のペンダントをトランクケースに入れ、都会の雑踏を抜け、現地へと赴く事も、緊張が走ったことを思い出します。

無事、納品が終わり、お客様のご厚意で米沢の地を案内して下さることになりました。

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米沢城の散策や、上杉謙信ゆかりの神社へ参拝など。お昼ご飯の懐石コースまでご馳走になり、その日は米沢に泊まることにしました。

折角、素晴らしい自然豊かな米沢の地に初めて来たのですから、この米沢の大自然のパワーを存分に味わうことが出来る場所……そうです!

「木・火・土・金・水」自然界の「5大エレメント」一度に享受することが出来る、私の大好きな「温泉に泊まろう!」そんなイメージが沸いてきて、さっそく私は宿探しを始めたのです。

文明の利器は、有効に活用する事で、時に人生に豊かな楽しみを迅速にもたらしてくれます。

このように「いつでも好きな時に動ける環境」を予め作っておくことも前提にありますが、こうした「直感」や「閃き」、「ワクワク感」に基づいて動いてみると、思わぬサプライズや楽しい出来事が待っていることが多いようです!

 

【米沢八湯の一つ、標高900メートルに位置する薬湯「白布温泉」へ】

周囲を調べていると、米沢市郊外には「八つの温泉」が湧いている事が分かりました。

白布・新高湯・大平(おおだいら)・姥湯(うばゆ)・滑川(なめかわ)・五色・湯の沢・小野川、俗に言う「米沢八湯」と呼ばれる温泉です。

いくつかの滞在地の候補が上がった末に、米沢駅から少し離れた山奥に、趣ある温泉宿を見つけました。
それが、この日の滞在先となった、白布温泉 湯滝の湯「西屋」です。

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昔ながらの趣溢れる茅葺屋根の母屋がどこか懐かしい風情の宿。
開湯700年と言われる白布温泉は、標高900メートル近くに位置します。

近くには白布大滝もあり、周辺には豊かな山の自然が広がっている素晴らしい気の場所。

JR米沢駅より白布天元台行バスにて約45分。
バスに揺られ、ぐんぐんと山の中へ入っていった所に、宿はありました。

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この辺りは、江戸時代より「東屋」「中屋」「西屋」と3軒茅葺屋根の並ぶ情緒ある貴重な風景を見る事ができる温泉街だったそうです。

ところが2000年「東屋」「中屋」は火災にて全焼、今も尚茅葺屋根を残すのは西屋のみとなってしまいました。

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「東屋」「中屋」はというと、再度、茅葺屋根に建て直しをする予定でしたが、現在の消防法では許可がもらえず、やむなく木造へ建て直し営業を続けられています。

「西屋」は、かつて湯治湯として、幾百年にわたり訪れる旅人達の疲れを癒してきた宿でお風呂は、今から270年程前源泉の傍にあったかつての湯宿から現在の場所に移ってこられたそうです。

創業は江戸以前に遡り、大河ドラマ「天地人」の主人公でもある直江兼続公が白布温泉内で密かに鉄砲鋳造を行った折、宿の元祖はその鍛冶職人達の寝食の世話を命じられたという記録も残されているようです。

 

【趣ある館内で見たユニークな光景とは……?】

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館内に入ると、出迎えてくれた、温かな雰囲気の囲炉裏。

“今風の設備をあえて入れないことで、他にはない素朴な風情を感じてほしい”
“時を忘れ、日頃の疲れを癒してほしい…”
この宿には、そんな館主の願いが込められているそうです。

案内されたお部屋は、6畳間の小さなお部屋。

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小さな空間に心が、ホッとします。

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木のぬくもり溢れる館内。まずは、お部屋でほっと一息ついてから、一番の目的である温泉へ。

この宿に来て、特に印象的だった光景がありました。
それは、お風呂場へと向かう道のりで見かけた光景です。

お風呂場へと向かう「湯滝小屋」の前の渡り廊下。

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その廊下には、コンクリートの上に長い「すのこ」が敷かれていて、その下を、お風呂から溢れ出た温泉がこんこんと中庭に向かって音を立てて流れ出ているのです!

これは、いったい、どういうことでしょう……!

また、この宿で「初めて目にする光景」は、それだけではありませんでした。
扉を開け、浴室の中に入って見たお風呂は、全体が木で囲われていました。

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歴史を感じる、趣ある木造の湯滝小屋。
露天風呂ではないものの、吹き抜けの屋根の下に湯舟があって、外の空気も感じられます。

カランやシャワーもなく昔ながらの素朴な浴室。

毎分500リットル近くのお湯がこんこんと溢れ出す豊富な湯量の滝湯風呂。
湯船は一枚岩を削りだして作られた御影石の湯船で、創業以来今なお現役です。

お湯の温度は少し高め。湯船に次々と注ぎ込まれる熱めの源泉を、そのまま感じられるエリアも設けられていました。

「熱っつ……!」思わず声が出てしまう温度です。

滝湯の高さは約3メートル。お風呂の外から引かれている3本の湯口から勢いよくお湯が落ちていたのです。

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この下に立って、打たせ湯も楽しむことが可能。
ちょっと勢いがありますので修行っぽい雰囲気になりますが……(笑)

湯滝の下に立って、手を合わせ、不動明王さまのご真言を唱えてみました。

こんなにも沢山のお湯が次々と注ぎ込まれている豊富な湯量に対し、湯船は小さめですので、お湯は常にかけ流し状態で、鮮度抜群!

よくある循環式の温泉や、お湯を貯めているお風呂だと、どうしても時間の経過と共に泉質が変わってしまう事があります。

その為、しっかりと体感が得られる「感動温泉選び」のポイントは、よく言われる「源泉・かけ流し」……これが、大事なポイントになって来るものです。
(そのように謳っていても、実際は、異なる所も多いようですのでその辺りは経験と勘、事前リサーチで……)

お風呂の中にはたくさんの湯の花が舞い、滑らかなお湯を堪能することが出来ました。

 

【通称「傷の湯」・「痛風の湯」気になる「白布温泉」の泉質は……?】

ここで気になる「西屋」の温泉の泉質は、「カルシウム硫酸塩泉」と「硫黄泉」。

一つ目の「硫酸塩泉」はアルカリ金属・アルカリ土類金属の硫酸塩を主成分としていることからこの名称が付いていて、俗に“薬効が高い”と言われている泉質です。

「カルシウム硫酸塩泉」(別名、「石膏泉」)は、浴用ではカルシウムの鎮静効果が高い為に昔から「傷の湯」「痛風の湯」といわれ、高血圧症、動脈硬化症、脳卒中、慢性関節性リウマチに良いと言われています。

その他、打身、切り傷、火傷、痔疾、捻挫にも良いとされ、皮膚病では乾癬(かんせん)、慢性湿疹、ニキビ、皮膚のかゆみにも良いとされ、飲用では、もう一種類の硫酸塩泉である「ナトリウム硫酸塩泉」いわゆる「芒硝泉」と同じ効果があり、じんましんにも良いとか。

「硫酸塩泉」の特徴を一言で言えば「傷の湯」「脳卒中の湯」「痛風の湯」そして、もう一種類の「硫黄泉」は「生活習慣病の湯」と言われ、高血糖、動脈硬化、高血圧などに効果的と言われています。

温泉の力を、日々の元気生活に、活用したいものですね!
私も、これまで随分と各地の温泉で、全身の原因不明の強大な神経の痛みを癒してもらったものです。

本当に有難いものですね!

 

【地球に感謝! 私たちの地球が育んでくれているもの】

一夜が明けた、翌朝。近くにある「白布大滝」へお散歩に出かけてみました。

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白布大滝は宿から徒歩10分程。
吾妻山から流れ出る最上川の源流、大樽川渓谷にあり、その清流の中でも最大の見所の一つとなっている滝です。

2段に分かれた滝は、落差は30m、幅約5m。比較的小規模ですが豪快な眺めが楽しめます。

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上段は人口石。まるで一枚の白い布のように見えるといわれたことが「白布」の名前が付けられました。

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囂々と音を立て流れ込む滝を眺めていると、山の谷間から3本の線のような雲が……

石も、温泉も、私たちが暮らすこの地球の内部で、じっくりと長い時を経て、育んでくれた自然界の産物です。

そう思うと、石の見方も、温泉へ入ることの意識も、この地球への思いも、変わって来るようだと思いませんか……?

私たちが暮らすこの地球さん。「ありがとう!」「感謝!」「大好きです!」で、行きたいですね!

初めて訪れた米沢の地で出会った、白布温泉 湯滝の宿「西屋」
白布温泉 湯滝の湯「西屋」は、もう一度訪れたい感動温泉の一つとなりました。

 

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松田有真の「地球に感謝!」シリーズ
もう一度訪れたい! 全国感動の秘湯・名湯・温泉宿 ~和歌山県 湯の峰温泉「つぼ湯」~