HOLISTIC BEAUTY LIFE: 寒い冬の過ごし方 〜キレイをつくる呼吸〜③

寒さと自律神経の関係を知り、日常生活で簡単にできることを取り入れ、寒い冬を快適に健康に、そしてキレイに乗り越えましょう。

 

こんにちは。ホリスティックビューティアドバイザーのMihoです。

今年の冬も、ようやく冬らしく、本格的な寒さがやってきました。寒さの到来とともに雪の心配も。また、この時期はインフルエンザなど様々な感染症が流行します。事故や体の不調に気をつけ、命の芽吹く春の到来を心待ちにしながら、厳しい冬をできるだけ快適に過ごしたいものですね。

今回のテーマは、「寒さと神経」。

寒いと体の自律神経はどういう働きをしているのかを知り、日常生活で簡単にできることを取り入れ、寒い冬を快適に乗り越えましょう。

 

寒さと自律神経の関係とは

私たちの身体には、私たちの意思とは関係なく働いている機能があります。例えば、睡眠中でも心拍を止めずにいられるのは、自律神経が私たちの意思とは無関係に働き、身体の機能を調整しているからです。

この自律神経には2つの働きがあります。

①交感神経……血管を収縮させる 興奮や緊張している時に働く神経
②副交感神経……血管を拡張させる リラックスしているときに働く神経

私たちが毎朝目覚め、起床して活動するとき、交感神経のスイッチはONになります。交感神経が副交感神経よりも優位に働き、朝の目覚めとともに緩やかに交感神経が刺激され、朝から昼にかけて活発に活動することができます。一般的な朝方の生活を送っている人なら、午後3時頃に交感神経はピークを迎え、その後働きは徐々に下降し、その間に副交感神経が優位に働くようになってきます。睡眠中は副交感神経が優位ですから、身体の血管は拡張し、心拍は低下するとともに、胃腸の働きは活動亢進となり消化吸収がスムーズに行われます。

このような自律神経の作用が、健康的で理想の形となります。

では、寒い冬私たちの身体の自律神経にはどのようなことが起こっているのでしょうか。
人の身体は「寒さ」を感じると体内から熱を発散させないようにするため、血管を収縮させます。血管の収縮と深く関係する自律神経は「交感神経」。冬、寒い状態が続くと、常にこの「交感神経」が優位な状態が続くのです。また寒さが続くと、副腎からアドレナリンが多く分泌されます。寒さというストレスに対抗しようとする身体の反応で、常に身体は興奮状態・疲労・ストレスを感じやすくなります。寒いとイライラしたり、ちょっと攻撃的になったりするのはこのせいなんですね。

厳しい冬

 

このように寒さを感じた状態が続くと、身体はリラックスできない状態が続きます。ただでさえストレスフルな現代社会。この寒い冬の季節に「キレイ」を維持するためには自律神経が鍵となるのです。