自分を好きになるには—守護天使インドリエル—
この幸せそうな人は、私じゃない?

昨日でも、1時間前でもなく、今の自分が感じていることに集中しましょう。 そして、何か欲求を感じたなら、それに従ってみるのです。

このように、自分に嘘をついてばかりいると、自分が自分でないかのように感じてくることがあるのです。
そして、「自分に起こっていることは、夢まぼろしだ」と感じる癖がついてしまいます。
極端な場合、好きな男性に告白されても、結婚しても、「これは、自分に起こっていることではない」と感じてしまい、せっかく手にした幸運に無反応になることもあります。

この「否認」というスタンスを取り続けると、目の前の現実から自分が切り離れているような感覚になってくるのです。
何が起こっても感情を抑えつけ、「私には関係ないこと」にしていると、何が本当の現実かわからなくなることがあります。

苦痛を「否認」すると、「私は傷ついている」という感覚が締め出され、自分の感情に対して、どんどん鈍感になっていくのです。
心はボロボロなのに、「私は平気だ」という錯覚を持ったまま生きている人は意外に多いのです。

しかし、ハイアーセルフや天使、ガイドたちは、人に真実と向き合うチャンスをちゃんと与えてくれます。
そして、いつか「私は、苦痛から身を守るために、ハートそのものを閉じてしまっていたんだ」と気づく日が来るのです。

「私は傷ついていたんだ」という事実に気づくと、自分が愛おしくなり、モヤモヤも晴れてきます。
人は、時間の経過とともに、衝撃的事実と、その時の感情を受け止め、「なぜその出来事が自分に必要だったのか」受け止められるようになるのです。
そして、良いことも悪いことも、ハートをオープンにして受け止められるようになるのです。

 

この感情は誰のもの?

ただし、現実否認が習慣化してしまっている方は、「私は私だけど、ここにいるのは私ではない」といった混乱状態に陥ったまま、元に戻れなくなってしまうことがあるのです。

自分の感覚を締め出す癖があると、真の欲求さえ、わからなくなることがあります。
例えば、本屋さんに行って「この本を買って読みたい」と感じても、「この感情は、本当は、私のものじゃない」と思ってあきらめてしまうかもしれません。
現実否認のスイッチがオンになっていると、自己否認のスイッチが入り、自分の感覚スイッチがオフになってしまうのです。

思い当たる方は、その時々の感情を、自分のものとして感じていくことです。
「もっと子供に優しくしなきゃ」と感じたら、「その感情はなかったことにしよう」とせず、従ってみましょう。
次の日、「子供を甘やかしすぎている」と感じたら、「昨日と感じていることが違う。この感情は私のものじゃない」としないで、今の感情に従ってみるのです。

昨日でも、1時間前でもなく、今の自分が感じていることに集中しましょう。
そして、何か欲求を感じたなら、それに従ってみるのです。
自分の本当の欲求に耳を傾け、それを受け入れる練習をしていくと、「私は今、~だと感じている。だから今、~しよう」というふうに、今の自分を生きられるようになります。

 

過去は過去、あなたは成長している

ただし、自分の欲求を無視して生きてきた年月を、「無駄な時間だった」と言って嘆く必要はありません。
人生に無意味な体験はありません。
感情に無反応に過ごした時期があったからこそ、今の感覚に耳を澄まして生きることの喜びを人一倍、感じることができるのです。

「いつもモヤモヤしていて、決して満たされることはない」という方は、現実否認や自己否認、そして感情否認をしていないか見てみましょう。
自分をより強くし、より充実した人生を送るため、今日、起こったことをあるがまま受け止めてみましょう。

受け止めた衝撃で死んでしまうことはありません。
さあ、今日一を振り返り、感じ尽せなかった感情を感じてみましょう。
目の前の現実は、まさに、あなたに起こっていることなのです。

自分に戻り、自分の人生を生きようとすることなしに、自分を好きになることはできません。
今ここにいる人は、他ならぬあなたなのだと知る時です。

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