動画で見る曼荼羅~さまざまな種類の異なったタイプの曼荼羅~

基本的に仏教の世界観がベースとなっていますが、最近では「幾何学的模様と、神聖なパワーを持つ図形を組み合わせた曼荼羅」も多く出てきています

【曼荼羅とは「丸い」を意味していた】

「曼荼羅」という言葉は、スピリチュアルな世界では比較的ポピュラーなものになってきています。スピリチュアルな用語としての曼荼羅は、幾何学的な模様を組み合わせたものというイメージがありますが、本来は「丸い」という意味を持つサンスクリット語でした。

その名前の通り、「円形をベースにしてそこに、さまざまな仏を配置する」ことで、「仏教の世界観や宇宙観を表現したもの」が、宗教的な意味合いで「曼荼羅」といわれており、チベット仏教や、密教などで描かれたものが有名となっています。それでは、その基本的な曼荼羅を見てみましょう。

 

【完成したら壊される運命の砂曼荼羅】

特にチベット仏教で描かれるものは、「芸術のレベルまで昇華」されており、さまざまな色の砂を使って描かれる「砂曼荼羅」は、「1ヶ月以上の歳月をかけて非常に精緻な作業で創られる物」ですが、基本的には「完成したらすぐに破壊される」ことになっています。

なにかの都合で展示されることもありますが、その場合も展示が終わったら破壊されてしまいます。それでは、そんな芸術品がどのように制作され破壊されるのかをご覧下さい。

 

【仏像で表現される立体曼荼羅】

また、「仏像を用いることで曼荼羅を立体的に表現したもの」である、京都の東寺に創られた「立体曼荼羅」もあります。これは別名「羯磨曼荼羅」とも呼ばれており、21体の「国宝や重要文化財」といった貴重な仏像で構成されたおり、鮮やかな色彩こそないものの、その迫力は、「立体だからこそ味わえるもの」となっています。それでは、その迫力有る姿をご覧下さい。

 

【スピリチュアルな曼荼羅】

これらは、基本的に仏教の世界観がベースとなっていますが、最近では「幾何学的模様と、神聖なパワーを持つ図形を組み合わせた曼荼羅」も多く出てきています。

これらは、名前的には同じですが、どちらかというと神性幾何学的な色合いが強いものといえるでしょう。いわゆる「曼荼羅アート」と呼ばれるものですが、仏像などはちょっと怖いと感じる人でも受け入れやすいものとなっていますので、そんな曼荼羅アートができあがる過程をご覧下さい。

 

【曼荼羅によって心身を癒やす】

最近では前述したように、自分自身で「インスピレーションを元に、さまざまなモチーフを曼荼羅にしていく」という「DIY曼荼羅」という技法も増えてきていますが、さすがに曼荼羅を描くのは難しいという人には、白い曼荼羅に色を塗っていく「ぬりえ曼荼羅」なども出てきています。

こちらは、名前の通り、「曼荼羅に色を塗っていくだけ」なのですが、子供が遊ぶイメージがある塗り絵と違って、「心を癒やし、集中力を高めたり、脳が活性化する」として人気がでています。最近では、「曼荼羅塗り絵に特化した本」もでているほどです。では、どんな感じで行うのか? 曼荼羅を最初から書いて、さらにそれに色を塗るまでの過程をご覧になってみてください。

 

いかがだったでしょうか?

さまざまな種類の異なったタイプの曼荼羅を紹介しました。単に眺めているだけでも、その「パワーを感じることのできる曼荼羅」。興味のある方は、自分で描くことにもチャレンジしてみてくださいね。

Mandala be seen in the video.