神の依り代でもあったとされるスピリチュアルなものとは?

日本では、神や天皇に変わって神様に奉仕するもののことを「御杖代」と呼んでいました。これは、「斎宮や斎院といった巫女のこと」なのですが、「杖」という言葉で表されたのは、そもそも「杖が神を宿す道具」として考えられていたからなのです。
神の依り代でもあったとされるスピリチュアルなものとは?

【魔法使いの必需品】

古くから「スピリチュアルなもの」とされ、現代でもその神秘性が失われていない道具に「杖」があります。一般的には、「足腰が弱った時の補助器具」というイメージがありますが、世界的ベストセラー小説の『ハリーポッターシリーズ』などで、魔法を使うための重要アイテムとして登場したことで、最近では「魔法の杖」もかなりメジャーになってきています。

 

【タロットカードに登場する杖】

スピリチュアルな世界ではお馴染みの「タロットカード」にも杖は登場します。小アルカナの「wand」のスートは、絵によっては棍棒のように見えるかもしれませんが、基本的には「杖を表しているもの」です。

一般的には四大元素の「火」を象徴しているとされており、トランプのクラブもこちらがベースになっています。

 

【国際機関が採用するスピリチュアルシンボル】

また、世界的に有名な杖をつかったモチーフもあります。「WHO(世界保健機関)」をはじめとする、世界各地の医療機関でモチーフに採用されている「アスクレピオスの杖」は、ギリシャ神話に登場する名医「アスクレピオス」が持っていた杖が元になっているとてもスピリチュアルなものです。この杖には一匹の蛇が絡みついているところが特徴ですが、非常によく似たモチーフとして、二匹の蛇が絡みついた「カドゥケウス」というものもあります。

こちらは同じくギリシャ神話に登場する「ヘルメス」が持っていたとされる杖であり、伝令を伝える神がもっていたことから、「商業などのシンボル」として使われることが多いものです。ただし、ローマ神話では死者の導き手である「メルクリウス」がもっていたことから、「死者を蘇らせる力を持つ杖」だという解釈もあり、前述のアスクレピオスの杖とデザインが似通っていることから、こちらも医療関係のシンボルとして使われたりもしています。

 

【杖の歴史はとても古い】

「最古のなぞなぞ」といわれている、有名な「スフィンクスの謎かけ」にも杖が登場してきます。このなぞなぞは「はじめ4本足、次に2本足、最後に3本足になるものはなにか?」というものであり、3本足というのは、老年期の人間をあらわしており、2本足に杖を加えて3本となっているわけです。

このように、歴史をたどることが難しいぐらい古くからある道具である杖ですが、実用品よりも、「王様などの権威を示すため」として使われていた期間が長かったようです。日本でも王族の古墳から杖らしきものが出土されており、世界各地で同じような思想があったことがわかります。

 

【杖は神を宿す】

日本では、神や天皇に変わって神様に奉仕するもののことを「御杖代」と呼んでいました。これは、「斎宮や斎院といった巫女のこと」なのですが、「杖」という言葉で表されたのは、そもそも「杖が神を宿す道具」として考えられていたからなのです。

このように紹介してくると、フィクションの世界で「杖が魔法の道具」として使われているのも当然といえるかもしれません。スピリチュアルな世界では、それらの要素を元にしたものとして、「クリスタルワンド」などが比較的ポピュラーなアイテムとして知られています。

 

【エネルギー的に見た杖】

エネルギー的な観点から見ると、「先が尖ったものというのはエネルギーを吸収、放出しやすい力」がありますので、そのような道具を使うことで、体だけを使うよりも、「よりエネルギーを集中させたい」というニーズを満たすことができることになります。

先端の尖ったクリスタルなどを利用して創られることが多いワンドですが、木などを自分自身で削って作ってみるのも面白いと思います。手作りには他にはないパワーがこもりますので、ヒーリングなどを行っている方はオリジナルのヒーリングワンドを作ってみませんか?

Spiritual items handed down from ancient times.
Magic wand.