古代の宇宙船に乗り込もう心身ともに神と向き合う~岩船神社~

私たちは自然と頭が上の空(考え事や不安ごと)をしてしまう。 だからこそ、一歩ずつ着実に用心深く進めるように、岩船神社はその究極の岩場の中で自分の体との対話をしながら、確実な今を感じさせてくれる。
古代の宇宙船に乗り込もう心身ともに神と向き合う~岩船神社~

近年パワースポット巡りという言葉も定着し、神社巡りをする若い世代の方が増えている中でぜひ、体力に自信のある若者に挑戦してほしい神社がここ大阪交野市の南に位置する岩船神社。

天の川の渓谷沿いにあり、「天の磐船」と呼ばれる天の川を跨ぐように横たわる高さ12メートルの舟形の岩をご神体とし、そのわきにある小さな鍵のかかった入り口から参拝をします。

この磐船は宇宙船ともいわれていて、京都の貴船神社もまた天からの箱舟とされた宇宙船といういわれがあります。
この小さな鍵のかかった入り口は、宇宙船の入り口でもあるのです。

 

御祭神は天照国照彦天火明奇玉神饒速日尊

(あまてるくにてるひこあめのほあかりくしたまにぎはやひのみこと )
なんとお長い名前ですが、ニギハヤヒノミコトと呼ばれています。

(磐船神社拝殿御神体/画像提供・ウィキペディア)

通常の神社参拝というと形式を覆すほどのアドベンチャー感覚が味わえる岩船神社には生半可な気持ちでの参拝はご遠慮いただきたい。
参拝時には、持ち物すべてを持っていくことはできず、身一つで挑んでいきます。
まさに何一つ持たず、神対自分を見出す。
神社は、肉体が健康であるのはもちろん、足腰が丈夫でなければ入ることも許されません。

社殿奥にある鍵の付いた岩窟には、春物を拒むほどの注文の多さ

〇携帯財布をもっていかぬこと
〇高齢者、子供は参拝できません
〇ハイヒールなどの靴では入ることはできません
〇動きやすい衣服でなければなりません。
〇太った方は入れません
〇飲酒された方は入れません
〇一人での参拝は禁止
〇矢印に沿った道順しか通らぬこと
〇雨天、夜間、増水時には拝観不可
〇時間内に出てこない場合は見回りが来ます。
〇忠告が守れない方は入れません。

社務所では、拝観料と引き換えにタスキを渡され、それを首から下げていざ、岩窟へ。

残念ながら、何も持っていけないために撮影はできませんでした。

まるでアドベンチャー映画に出てくるような岩窟では、岩肌から差し込むわずかな日の光を頼りに進んでいきます。
容赦ない岩山ミッション。
以前、転落事故で死者も出たといわれるこの岩窟では、気を抜くことはできません。

暗がりで足元もよく見えない中進んでいくしかなく、途中人一人がやっと足からすり抜けることしかできないような岩と岩の間をくぐる箇所が数か所出てきます。
私でさえ、つまってでてこれないのでは? と思うほどの狭い間を注意深くすり抜けていきます。

岩窟を抜けた先には伝説の天岩戸がその姿を現します。
アドベンチャー映画でよくあるシーンのようにまるで自分が映画の主人公になったような気分。
岩窟を抜く毛出た爽快感と達成感で満たされます。

 

岩船神社でのメッセージ

細い岩肌の参道は、母から生まれ出る産道の道。この産道は険しく、あなた方がこの世に出るための生涯で最も大きな苦痛を耐え忍んだ道である。(産道を通るときに胎児は頭蓋骨を変形させながら出産してくると言われておりこれをバーストラウマと言われることもある)
あなた方はその苦痛を耐えしのぎこの世に生まれ出た。
それ以上の苦痛はこの世には存在しえないものだ。なら、何事にも耐えられる事しかこの世には存在していない。何よりもの苦痛はもうすでに通った道なのだから、あなた方はこの参道をを通りまた、生まれ変わりを体感する。あなたがこの鳥居をくぐる前と後では、生まれ変わったあなたであることを私は認めよう。
あなた方が宇宙船としているものは、あなたたちの乗り物というような概念ではなく、そこへ移動するものではなく、そこへ位置するもの。目的地を位置することによって、その場所へそのものへと潜り抜けることによって、目的地に位置する。
(どこでもドアのようなイメージに近いかも)
あなたが、その産道を抜ける前母の胎内からこの世へ、そして母の胎内は全てを生み出す宇宙そのものである。
あなたはまたわが身をこの参道を通して生まれ変わったのだ。
悩みや不安を抱えては個々を通ることはできぬ、なぜなら上の空ではここを通り抜けることはできないからだ、自らの足で進み自らの体感で手探りで様子を伺い着実に前にしか進めぬ。振り返ることなどせずただ前進せよ。
己が切り開く我が道へと突き進め

神社の石段や参道は、私たちが普段歩きなれた舗装された道ではなく、砂利や、足場の悪い段差も不揃いな石段が多い。
それは、やすやすと神のみ前に来られては、私たち自身の心ねが清められない。

なぜなら、簡単に歩ける。
簡単に上ることができると。
私たちは自然と頭が上の空(考え事や不安ごと)をしてしまう。
だからこそ、一歩ずつ着実に用心深く進めるように、岩船神社はその究極の岩場の中で自分の体との対話をしながら、確実な今を感じさせてくれる。

体育会系のスパルタ参拝方式。
身一つで自分と神を対話させ、注意深く自分を観察し、今という自分を生き返られせてくれる。
生まれ変わりのような神社でした。

 

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(ウィキペディア画像以外、画像はイメージです)