世界中を敵に回しても私を守ってくれる完全なる味方~一般人卒業レポート~

子供が愛せないと悩む母親はいても、母を愛せないという幼子はいません。どんな母でも子供にとっては、永遠の聖母であり、マドンナなのです。
世界中を敵に回しても私を守ってくれる完全なる味方~一般人卒業レポート~

一度は言われてみたいセリフ
「世界中を敵に回しても、僕は君の味方だよ」

一体私はどんな罪を犯したんだ?(笑)という事はさておき、どんな状況でもどんな私でも裏切らず、見捨てず味方になってくれる存在は、いますか?

即答するには、とても難しい質問です。

人は生まれながらの罪びとです。
罪を犯すことのできない唯一の存在は子供、キリスト教では、「幼子のようでありなさい」と言われています。
過去記事(罪を犯すことのできない子供と罪を犯す大人)

罪悪感は罪を犯してしまったことによる後悔の念です。
そして、それを誰が罪としているのか? それは、自分自身です。

私が罪であると感じることで、罪人になることができます。
それが法に触れるかどうかは、別の話。

法に触れずとも、罪悪感は日常生活の中で私を罪人にしていきます。
私が罪と感じているものの中で、本来の自分が罪としているのか? それとも刷り込まれた思考の中で罪としているのか? 成長過程の中で、刷り込まれた罪という意識は、誰かの影響によって刷り込まれた自分のものではないもの。
その最も影響力の強い相手は、母親です。
過去記事参照(プリンセス・ヒーローレッスン 母の呪縛を解き放つ)

プリンセスレッスンの最後の試練

自分のしてほしかったことを相手に与えるのではなく自分に与えること
母の幸せの形と私の幸せの形は同じではないという事を認めること(諦める)

ヒーローの最後の試練

与えられる事よりも与える喜びを知ること
母親への愛情はどんな女性にも勝つことはできない。
ただし、自分をヒーローにしてくれるのは、女性であり母性ではないという事を知ること

そう、ヒーローとプリンセスのラスボスは、グレートマザーです。
グレートマザーとはユング心理学における、母なるもの表すアーキタイプ(原型)の一つ。
すべてを生み出し育む側面と同時にすべてを飲み込むという側面を持つ。

このグレートマザーはまさしく、自分を生み育てた母親の他なりません。
どんな素晴らしい母を持ったところで、プリンスセスになるためにヒーローになるためにはこのグレートマザーを倒し乗り越えていく他ないのです。

「母殺し」言葉としてはかなり過激になりますが、ユングの「母殺し」とはその象徴であり、実際に殺すわけではありません。

 

母親の幸せの形からの脱却=プリンセスとしての自立

全てを飲み込んでしまう母親からの愛は、ヒーローを最弱化させてしまう呪いのようなもの。
母性とは、すべてを受け入れる愛情を示し、父性とは条件付きの愛情を示しています。

口うるさくない母親はこの世にどれだけ存在しているでしょう?
子供を愛するが故の心配という束縛、過干渉によって、ヒーローであるよりもプリンセスであるよりも、愛される子供であることを知らず知らずに選んでしまう。

男であれ女であれ、この世での初恋の相手は、母親です。
母親が向ける子供への愛情よりも、子供が向ける母への無条件の愛情は、無力な存在だからこそ大きいもの。
子供が愛せないと悩む母親はいても、母を愛せないという幼子はいません。
どんな母でも子供にとっては、永遠の聖母であり、マドンナなのです。

母の罪悪感は子供に受け継がれていき、そこからの脱却が母殺し=自立になるのです。

愛してやまない母親という存在は時として疎まれ憎まれる存在と変わります。
自立が促されるときに出る反抗期は、グレートマザーへの挑戦記でもあるのです。

体や年齢が大人になっても、社会的自立が叶ったとしても、グレートマザーへの母殺しがなければ精神的な自立はないのです。たとえ、実母がこの世に存在しなくても母からの影響力は自らの「母殺し」という自立なくしては、消えることはありません。

癒されないインナーチャイルドは、この母の刷り込まれた思考によっていつまでも傷を負い続けることになります。

 

インナーチャイルドを縛り続けるグレートマザー

そのインナーチャイルドを癒す唯一の存在は、インナーマザーを自らの中に育むこと。
母性はすべてのことに対して、愛で受け止め受容する無償の愛を意味しています。
自らの思いを無償の愛で受け止める。
母から受けた心配や不安は、私のものではなく母のものであり、その心配や不安を母のものであるという認識の中で、母へ返還する。

自ら感じるものをすべてにおいてインナーマザーに受容させる。
世界中を敵に回しても、このインナーマザーはどんな状況でも私を愛し受容する存在で、物質的な肉体を持たない母を自分の中に受け入れる。
少々難しい言い回しになってしまいましたが、どんな私でもOKを出してくれる強い味方を自らの中に取り込むという事。

「私が○○したい。」でも、できないという矛盾を抱えてしまうのは、刷り込まれた他者(母)の思考が固定されてしまうことによって創られたブレーキが作動している状態。
インナーマザーは、それを許可し、「あなたならできる。さあ、どうぞ」と自分に勇気を与えてくれる。
世界中を敵に回すようなことがあってもインナーマザーは、私の味方であることを自分が知っていればそれでOK。

何をしても、インナーマザーは私を裏切ることはありません。

心の中の不安や心配を無常の愛で包み込まれたときに、それは前進する勇気に変わるのです。

 

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