目には見えないエネルギーの道“レイライン”で直感力を身につけましょう

レイラインは素人考古学者の発見であり、この概念は考古学界にはまったく受け入れられませんでしたが、エネルギー的なレベルでは、レイラインは確かに存在しているといわれています。

「レイライン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

こちらは、1921年にイギリス人の「アルフレッド・ワトキンス」という人が提唱した概念です。
彼は、趣味で考古学を行っていたのですが、あるとき調査に訪れた「ヘリフォードシャー」という街の地図を見ていると、突然地図が生き生きとした存在感を発して、教会や遺跡などといったものが、一直線上に並び、その直線が血管のように生きて流れているのを直感しました。

この体験によって、「神聖な場所は、ある特定のライン上に並んでいるのではないか」と考えて、そのラインを「レイライン」と名付けたのです。

ちなみに、レイラインを「Ray Line=光の道」などと翻訳するケースがありますが、これは間違いであり、そのスペルは「Ley Line」が正しいものです。なぜ、このような名称になったのかというと、アルフレッドが発見したライン上に並んでいる遺跡の多くが「LEI」や「LEY」という語尾で終わっていたからとされています。

素人考古学者の発見であり、レイラインという概念は考古学界にはまったく受け入れられませんでしたが、エネルギー的なレベルでは、レイラインは確かに存在しているといわれています。

風水では、エネルギーを流れる道を「竜脈」と呼び、いかにその力を取り込むかを重要視しますが、これもレイラインの一種といえるでしょう。
基本的にレイラインは直感で見つける必要があるために、もっとも専門的に探求しているのは「ダウジング」を行う人、いわゆる「ダウザー」です。

ダウジングとは、人間の直感をダウジングロッドやペンデュラムといった道具を使って顕現させる技術ですので、それを使うことで目には見えないラインを浮かび上がらせることができます。

日本のレイラインというと、「御来光の道」などと呼ばれる、多くの神社を通るものが有名ですが、これは地図上でポイントしていったものであり、ある意味ではアルフレッドが発見したものに近いといえるでしょう。

ダウザーは、エネルギーレベルによって、レイラインを分類し、神社やお寺といった神聖な場所が並ぶラインを「神聖なライン」、霊水などが発生する場所を「神聖な水のライン」などとしています。
また、同じ水でも悪い影響を与える水脈や、獣道などが多い「黒いライン」というものも存在しているのです。

この黒いラインは、言葉は違っても、日本でも古くから近寄ってはいけない場所として知られていました。
そんな場所は「縄筋」もしくは「ナメラスジ」などと呼ばれました。これは、縄のように細い一本道であり、このような場所に建物を建てると悪いことが起こるといわれており、この道で転ぶことで病気になったりするのだそうです。

このように、私たちは目には見えない、さまざまなエネルギーが流れている上で生活しているわけです。

ダウジングが出来るならば、自分のまわりにどのようなエネルギーラインがあるかをチェックすることもできますが、アルフレッドのように地図からインスピレーションを受け取る方法もありますので、簡単なやり方を紹介しましょう。

まずは、自分の住んでいる周りの地図を用意しましょう。
Googleマップでもかまいません。
あまり範囲を広げすぎてしまうと、収集がつかなくなるので、縮尺としては、自宅の周りの2駅程度までにしておきましょう。

そうしたら、神社やお寺などをポイントしていきます。
ポイントが終わったら、それらの成立年代をチェックします。
出来るだけ古いもの同士を繋いでみて下さい。明治時代より新しいものや、近年になって移転したものはあまり考慮にいれなくていいでしょう。

そうやって神社やお寺を繋いでできた線は、かなりの確立で神聖なラインといえます。
また、黒いラインは地図で探すのは難しいのですが、大きな送電線の下などは悪いエネルギーが流れているといわれていますので、地図ではちょっと難しいですが、実際に散歩などしてチェックしてみてください。

あまり真剣にならずに、ちょっとしたお散歩感覚で自分の身の回りの「レイラインマップ」をつくってみましょう。
なかなか、面白いものができると思いますし、完成した頃には直感力も強くなっているかもしれませんよ。

Way of the flow of energy.
How to find the “Ley Line”.