夜に起きてるとこんなことに・・・徹夜あとにはカラダの内側のケアを!

夜勤はアレルギーリスクを高める!
夜に起きてるとこんなことに・・・徹夜あとにはカラダの内側のケアを!

まもなく年末年始に入り、忘年会、クリスマス、大晦日、お正月、新年会と、夜遅くまで飲んだり食べたりはしゃいだりする機会が増えますね。徹夜で遊んだりする方もいると思います。

徹夜が身体にとって良いと思っている方はまずいないと思いますが、でもついつい楽しいことがあると寝ずに過ごしたいと思うこともありますもんね。女性は徹夜するとお肌の調子が悪くなるのは経験的に分かっている方も多いと思いますが、実はお肌という表面的なところだけではなく、身体の内部で様々な障害を及ぼしていることが分かっています。

徹夜が続いて大変なことに…。

ぼくは昨年のある時期、夜中の23時から6時ごろまで徹夜の仕事をしていました。徹夜と言っても夜中に仕事をしているだけで、日中はその分の睡眠をちゃんと取っています。その徹夜勤務は数日間だったのですが、2日ほど徹夜をした次の夜、バナナを食べたら身体中にミミズ腫れのような蕁麻疹が全身に出てきてしまいました。腕の部分だけですが、これが首から足まで全部に出てきてしまったのです。そして呼吸も荒く苦しくなってきました。

その日はなんとかもちこたえ、翌日病院で点滴とアレルギー症状を抑える薬をもらって症状はなんとか収まりましたが、ぼくはもともとバナナにアレルギーはありませんでした。いまバナナを食べてもなんともありません。しかしこの時だけはバナナがアレルゲン(アレルギー発症の原因物質)になってしまった。

この時の原因はいまだに解明できていません。
しかしおそらくですが、徹夜が2日間続いただけで腸内細菌叢が貧弱になり、腸粘膜細胞の代謝に狂いが生じて腸粘膜に穴が空いてしまい、そこから食べ物の大きな分子が入り込んだことによってアレルギーになってしまったのではないかと推測しています。

夜勤はアレルギーリスクを高める!

夜勤者がどのような疾患にかかりやすいかを2002年に厚生労働省が調査し発表しています。それによると、

1、胃腸病    51.0%
2、高血圧性疾患 22.6%
3、睡眠障害   18.8%
4、肝疾患    13.1%
5、糖尿病     6.9%
6、心身症     5.4%
7、心臓病     3.4%
8、喘息      2.7%
9、脳血管疾患   0.3%
10, その他    13.8%

となっています。全体を見てみると高血圧、糖尿病、心臓病など、いわゆる生活習慣病にかかわってくることがわかりますが、やはり注目すべきは1位の胃腸病です。夜勤者の半分は胃腸にトラベルを抱えていることになりますね。この調査ではアレルギーについてのデータはありませんが、夜勤は胃腸にダメージを与えやすい、すなわちアレルギーになりやすいことがわかります。ぼくは昨年の徹夜の仕事でこの厚労省のデータを身をもって実感したわけです。

夜勤は乳ガンリスクを高める!

2012年6月19日、フランス国立保健医学研究所の研究チームが、夜間勤務が女性の乳がん発症リスクを30%高めるという研究結果を発表しました。原因は体内時計をつかさどる時計遺伝子の混乱や、睡眠不足による免疫系の変調ではないかとしています。
とくに、初めての妊娠の前に夜勤を始めた女性のほうが乳ガン発症のリスクが高まるともしています。

別の原因としてメラトニンの産生不足もあるのではないかとぼくは考えています。
メラトニンは睡眠ホルモンと呼ばれ、眠気をもたらすホルモンですが、抗酸化・抗ガン作用があることでも知られています。メラトニンは夜になると分泌が増え、朝になると分泌が減ります。ただし夜でも目に強い光が入ってくると分泌が低下するという特徴があります。夜勤は本来メラトニンが分泌されるべき夜に明るいところで仕事をするわけですから、分泌量は低下します。メラトニンと乳ガン発症リスクの関連性についてはこれまでいくつか研究がなされていて、メラトニン分泌が少ないと乳ガン発症リスクが高まることが明らかになってきています。

徹夜はいけないことなのか?

今回は夜勤者にかかわるデータを出しましたが、夜勤中は食べ物をがっつくことはほとんどないですし、アルコールも飲みません。しかし徹夜で遊ぶときはたいていたくさんの食べ物とアルコールが入ります。本来消化器官を休ませる夜中の時間に食べ物を入れるわけですから、消化器官の負担は相当なものになります。徹夜での遊びはだいたい1日だけで、夜勤者のように習慣的に徹夜が続くわけではありませんから、今回のデータが当てはまるとは限りません。しかし本来睡眠をとるべき時間帯に起きていることのリスクは理解いただけたのではないでしょうか。

健康の観点からも美容の観点かたも、夜遅くまで遊ぶことはまったく推奨しませんが、否定もしません。ストレスを抱えてしまうくらいなら、たまにはパーッと飲んで騒いで、人と楽しくコミュニケーションを取ることが大事だと思います。つまり身体的健康を一時的に犠牲にするかわりに、精神的・社会的健康を享受するということですね。これがトータルでみたときにプラスになればいいとぼくは思います。夜遅くまで遊ぶ前や遊んだ後は乳酸菌、食物繊維、オメガ3脂肪酸のサプリメントなどを活用して、消化器官(身体的健康)をケアしてあげてください。

それではみなさん年末のイベントを楽しんで!