理由のない幸せや喜びを体験してみませんか? レナード・ジェイコブソンの「今ここ」にあるためのステップ Part1

思考を止める努力はまさに考えるプロセスを強化することになるのです。あなた自身を既にここに在る何かと共に、今ここに存在するようにさせるだけです。

多くの人の幸せ喜びには理由があります。
たとえば好きなスイーツを食べる、何かを買う、どこかに行くというように、
幸せや喜びを得るために何かをして、何かに依存しています。
そのため、その何かが消えたり、去ったりしたら、当然、その幸せや喜びも終わります。
そして次の何かを探し求め、そしてそれが去っていくと、また何かを探し求める・・・・・・。
心当たりはありませんか?

ところが何かに依存しない幸せや喜びはあるのです。
しかも、身近なところに。それが今ここです。
今ここに在ると、自然と内から幸せや喜びが生じてきます。
これは古くからスピリチャルな教えで伝えられていることです。
しかも、スピリチュアルな目覚めや悟りが起るのは今ここに在ることで、
時間の軸から外れて永遠となる今だとも、語られてきました。

しかし、わたしたちの多くは今ここにいると思っても、
ほんとうのところ、今ここにはいないために、なかなかぴんと来ないのではないでしょうか。
たとえ気づいたとしても、具体的に
どうしたら今ここにいることができるのかがわからないのではないでしょうか。
わたし自身もその具体的な方法をずっと模索してきましたが、
覚醒したスピリチュアル・ティーチャーレナード・ジェイコブソンとの出会いで
その具体的な方法を知り、実際に理由のない幸せや喜びを体験することができました。

レナードは世界中で30年以上に渡り、多くの人々を今ここに在ることへ、
そして、スピリチュアルな目覚めへと導いています。
レナードと出会ったとき、わたしは彼自身から打ち明けられました。
「目覚めた人はもちろんわたし以外にもいるが、数回に渡るスピリチュアルな目覚めの体験の中で、何故だかその理由はわからないが、目覚めのための具体的な方法がわたしにはっきりと明らかにされた。その明かされたをわたしは伝えている」と。

<レナードの教え、今ここに在るためのステップ>
レナードはわたしたちの多くは思考するマインドの世界の過去や未来の中にいるために、
今ここから不在になっていると語ります。
そして、わたしたちが自分自身のマインドの個の世界から離れて、今という世界に開かれるための、レナードの教えのステップ1はただくつろいで、
自分がマインドの中にいることに気づき、すでにあなたと共に今ここに存在するものに
あなた自身を連れ戻すという、とてもシンプルなものです。

レナードは今ここに在るためのステップ1を次のように語ります。
「完全に今ここに在ると、思考は止まりあなたのマインドは沈黙します。あなたは思考を止めようとはしていません。あなたが今ここに在るとそれはただ起こるのです。今ここに在ると思考は止まります。なぜなら、思考は常に過去や未来のことについてのことだからです。今この瞬間については考えることができません。今この瞬間について考えるためには、あなたは自分自身を今この瞬間から連れ出さなくてはなりません。したがって、あなたが完全に今ここに在る何かと共に、今ここに存在するようになるには、あなたはマインドと思考の世界の中から出てこなくてはならないのです。他に方法がありません。マインドの過去と未来の世界から、今という世界へと移行するにつれて、あなたの内側で顕著なシフトが起るでしょう。あなたは思考を止めることはできません。それは不可能です。思考を止める努力はまさに考えるプロセスを強化することになるのです。あなたができることはゆったりくつろいで、自分がマインドの中にいることに気づき、そして、あなた自身を既にここに在る何かと共に今ここに存在するようにさせるだけなのです。あなたが今この瞬間に“それ”を観ることができるなら、“それ”を聴くことができるなら、“それ”を感じることができるなら、“それ”を味わうことができるなら、“それ”に触れることができるなら、“それ”の匂いを嗅ぐことができるなら、“それ”は今この瞬間そのものです。
“それ”はあなたがマインドで思い出したものや想像した何かではありません。したがってあなたは“それ”と共に今ここに在ることができるのです。あなたは考えて“それ”を出現させてはいません。“それ”は実際に今ここに存在しているために、あなたの思考は止まります。そして、マインドは静まり、あなたは深い内なる静けさの感覚を体験します」。

彼の言葉を読んでいるだけでも、マインドは静まり返ってきませんか。
いつでもどこでも、ただこのことを実践するだけでその効果は瞬時に起ると、レナードは語ります。
しかしながら、外的な状況や内的に抑圧していることなど、
様々な影響からわたしたちは今この瞬間から日頃住み慣れたマインドの世界へと戻ってしまうために、
瞬時に威力を発揮するステップ1と、
時間をかけてのプロセスとなるステップ2を組み合わせてレナードは教えています。
ステップ1と2を組み合わせることで、徐々にマインドとエゴのマスターとなることができ、
今ここに在ることを根づかせることができるというのがレナードの教えです。

ステップ2は、どのようにしてわたしたちが今この瞬間から引き出されてしまうのかに、
完全に自分自身で責任を持つということです。
レナードは具体的に4つの障害をあげています。
第一の障害は“エゴの抵抗”、
第二の障害は“あなたは今までになったのか”、
第三の障害は“感情の抑圧”、
第四の障害は“他者との絡まった糸のもつれ”です。

彼の著書にも書かれていますが、
レナードはワークショップやリトリートで深い洞察をもって導き、
実際に多くの方々の人生の変容が起っています。

 

leonard2【レナード・ジェイコブソン】オーストラリア、メルボルン生まれ。1969年メルボルン大学卒業後、法律学位を取得。1979年まで弁護士として活躍。1981年から数回に渡る神秘的な目覚めの体験があり、その覚醒の体験が人生、真実、そして現実に対する彼の認識を大きく変え、深淵で普遍的な「意識」の神秘が彼に開かれた。以来、25年以上に渡ってアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、中国など各地でワークショップやリトリートを開催し、目覚めの道を歩む人たちのサポートを行っている。現在、アメリカ、サンタクルーズ在住。NPOコンシャス・リビングを主宰。日本語版の著書は『JOURNEY INTO NOW「今この瞬間」への旅』、『WORDS FROM SILENCE 沈黙からの言葉』、『EMBRACING THE PRESENT この瞬間を抱きしめる』がある。