有名な女神たちと深く関係のある、幸運を運ぶ虫とは?

世界的に見ても、「てんとう虫は神様と繋がりがある」と考えられていたようであり、一説によると世界のてんとう虫の呼び名のうち、聖母や神といった存在に由来するのは、「半分以上にものぼる」とされているのです。

【多くの人に好まれる虫】

女性にとって「虫は大敵」、中には全然大丈夫という方もいますが、蝿や蚊ぐらいならばともかく、「ゴキブリは絶対無理」、「毛虫やダンゴムシなど見たくもない」という方も多いでしょう。しかし、女性にも比較的好まれ、「世界的にも幸運をもたらす虫として好まれている存在」がいます。

その虫とは「てんとう虫」。
英語では「Lady bug」「Lady bird」などと呼ばれていますが、この名前は「聖母マリア」に由来しているのです。ちなみに、ドイツではもっとストレートに「Marienkaefer=マリアのカブトムシ」という名前になっています。

なぜ、てんとう虫が聖母マリアと関係しているのかというと、その由来はいくつかの説があります。
イギリスで敬虔なカトリックの信者であった農夫が、害虫に困り果てて聖母マリアに祈りを捧げたところ、大量のてんとう虫が現れて害虫を食べてくれたというもの、また、てんとう虫の赤は聖母マリアのローブを象徴し、背中の斑点は聖母マリアの7つの喜びと悲しみをあらわしているから、だという説もあります。

 

【聖母マリアだけではない、てんとう虫に関わる女神】

聖母マリアといえば、キリスト教徒でなくても、多くの人が尊敬している存在であり、スピリチュアルな世界でもとても人気があります。そんな聖母マリアのお使いになっている理由は、てんとう虫が農作物に被害を与える害虫を積極的に食べてくれる益虫だったことが大きな要因ではないかとされています。現在のように農薬や虫除けの薬がなかった時代には、害虫の被害は深刻であり、それを防いでくれるてんとう虫は、まさに天からの使いだったのでしょう。

ちなみに、日本名である「てんとう虫」というのは、てんとう虫が太陽に向かって飛んでいくことから、お天道様すなわち太陽神がその由来とされています。
日本の太陽神といえば、「天照大御神」ですので、こちらもまた、女性的なエネルギーに関係しているわけです。

世界的に見ても、「てんとう虫は神様と繋がりがある」と考えられていたようであり、一説によると世界のてんとう虫の呼び名のうち、聖母や神といった存在に由来するのは、半分以上にものぼるとされているのです。

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これだけスピリチュアルな存在ですので、てんとう虫に関するさまざまな言い伝えも残っています。
一番有名なものは、てんとう虫が身体にとまると幸せがやってくる」というもの、この幸せに関しては、結婚に限定しているパターンもあります。「てんとう虫が、どれだけ身体に長くとまっているかで、結婚までの時間を占う」のだそうです。

他にも病気の人にてんとう虫が止まったら、それは「病をもっていってくれる証拠」とされていたり、てんとう虫を見かけたら、心の中で「恋に関する願い事」を唱えることで、その願いが叶うともいわれています。

また、てんとう虫本体でなくとも、てんとう虫が描かれた着物を着たり、てんとう虫柄のものを身につけていると、「自然と幸運がやってくる」ともいわれています。

聖母マリアや、天照大御神といった多くの人気を集めている「女神の力を象徴するてんとう虫」活発に活動するのは、春から夏にかけてといわれていますので、どこかで見かけたら、自分にとまってくれるかどうかを試してみるのも面白いかもしれません。

恋の願いがある」という方は、てんとう虫を探して、飛んでいるときに願いをかけてみましょう。
そのあとは、てんとう虫柄のものを身につけることで、より女性のエネルギーをサポートして貰えるはずです。

女性にとって、強いサポートを与えてくれる、かわいらしい虫である「てんとう虫」。
みなさんも探してみて下さいね。

Insects that bring luck.
Energy of the goddess with a ladybug.

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